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- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779170881
作品紹介・あらすじ
日本文化における〈狭さ〉の価値とその魅力。
〈狭さ〉とはただのデメリットなのだろうか?
けれども日本文化史上には、鴨長明『方丈記』、
千利休の茶室、池大雅・与謝蕪村の『十便十宜図』等、
さまざまな〈狭さ〉の美学が存在する。
また商店街などにある酒場の赤ちょうちんの
〈狭さ〉には社会通念や物質信仰を超えた「自由」が
宿っているのではないか。
都市空間において排他的・敵対的な〈広さ〉に
囚われ自閉する私たちに、
〈狭さ〉はいかなるアンチテーゼとなりうるのか。
前著『生きられる都市を求めて』に続き、
「都市」に骨がらみの息苦しさを克服し、
人が「生きられる」場所の復権を提言する。
感想・レビュー・書評
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狭いところってなぜか落ち着く。その理由が理論的に書かれていて面白かった。
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狭いことの心地よさにどっぷりとハマった時、世間の荒波に揉まれている事などすっかりどこかへ消え失せる。
それで、この本を手に取りました。
懐かしの方丈記や白楽天などなどが随所に引用されており、狭さを語りつつ、取り上げている時代も世界も広いところの対極感が、また風情があって楽しめます。
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