イスラーム化する世界と孤立する日本の宗教 (フィギュール彩 II)

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779171093

作品紹介・あらすじ

圧倒的キリスト教国である西欧では宗教離脱者が増え、無神論者が拡大し、
アジア・アフリカを中心にイスラームが急速に増加している。日本では、
この30年に宗教団体の信者数が激減している。
本書は、幼少の頃からキリスト教徒として生き、長年、欧米の一神教
(キリスト教・イスラーム)の世界を渡り歩いてきた著者が追い続けてきた
テーマ「宗教とは何か、日本人にとっての宗教とは」を再考し、日本と世界の
おもな宗教の起源から日本の新宗教までの基礎を振り返り、近年の動向から、
世界の宗教はどこに向かうのかを自身の体験から語り尽くすものである。
宗教史の転換点を迎えている現在に、これからの宗教の在り方を問いなおす。

<もくじ>
第1章 世界を歩いて「宗教」をみつめる/第2章 宗教の起源と21世紀における
世界宗教/第3章 日本人と宗教/第4章 近現代の日本の新宗教と時代性、政治性/
第5章 神~その存在と不在を辿る/第6章 歴史の転換~宗教のおわり

著者プロフィール

せきぐち・よしと Yoshito Sekiguchi
1950年、東京生まれ。3歳より両親とともにプロテスタント教会に通う。19~23歳までアメリカで音楽留学をしつつ、アメリカのキリスト教徒の実態を体験。1979~97年までヨーロッパ(東欧)でキリスト教正教会、カトリック、ユダヤ教などを体験。99年以降、バルカン、中東、アフリカ、アジアへの取材の中、イスラーム、ヒンドゥ、その他アニミズムや民族宗教を体験。日本の宗教事情の特異性を痛感したことが今回の著作につながる。
著書等に、
『ロマ・素描  ジプシー・ミュージックの現場から』(関口義人 著、東京書籍、2003年)、『バルカン音楽ガイド』(関口義人 著、青弓社、2003年)、『ブラスの快楽  世界の管楽器CDガイド600』(関口義人 著、音楽之友社、2005年)、『ジプシー・ミュージックの真実 ロマ・フィールド・レポート』(関口義人 著、青土社、2005年)、『アラブ・ミュージック  その深遠なる魅力に迫る』(関口義人 編、東京堂出版、2008年)、『オリエンタル・ジプシー』(関口義人 著、青土社、2008年)、『ジプシーを訪ねて  岩波新書』(関口義人 著、岩波書店、2011年)、『ベリーダンスの官能  ダンサー33人の軌跡と証言』(関口義人 著、青土社、2012年)、『図説 ジプシー  ふくろうの本』(関口義人 著、河出書房新社、2012年)、『ヒップホップ!  黒い断層と21世紀』(関口義人 著、青弓社、2013年)、『ベリーダンス  伝統と革新のあいだで』(関口義人 著、彩流社、2015年)、『ユダヤ・リテラシーの視界  アブラハムはディズニーランドの夢を見たか』(関口義人 著、現代書館、2015年)、『トルコ音楽の700年 オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ』(関口義人 著、DU BOOKS、2016年)、『越境する音楽家たちの対話  ワールドミュージックとは何だったのか?』(関口義人 著、彩流社、2019年)等がある。

「2022年 『イスラーム化する世界と孤立する日本の宗教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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