香雨: 片山由美子句集

著者 :
  • ふらんす堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781404912

作品紹介・あらすじ

◆自選十句より
断崖をもつて果てたる花野かな
足跡のその先にひと春渚
かりがねや水底見せて水急ぎ
花の色とはうすべにか薄墨か
書斎へと子規忌の客を通しけり
雨の日の午後しづかなる桜餅
滴りを跳ね返したる水面かな
初雪や積木を三つ積めば家
ここはもう花野といへぬ花の数
日傘たたむ日傘に視線感じつつ

著者プロフィール

昭和27年7月17日、千葉県生まれ。同54年、鷹羽狩行の指導を受け作句を始める。翌年「狩」入会。平成2年、第5回俳句研究賞、同19年、『俳句を読むということ』(平18)で俳人協会評論賞、同25年、句集『香雨』(平24)で俳人協会賞を受賞。同30年12月、「狩」終刊に伴い「香雨」創刊・主宰。
句集に、『雨の歌』(昭59)、『水精』(平元)、『天弓』(平7)、『風待月』(平16)、『片山由美子句集』(平10)、『季語別片山由美子句集』(平15)、『昨日の花 今日の花』(平28)。著書に、評論集『現代俳句との対話』(平5)、『定本 現代俳句女流百人』(平11)、対談集『俳句の生まれる場所』(平7)、エッセイ集『鳥のように風のように』(平10)、入門書『今日から俳句―はじめの一歩から上達まで』(平24)などがある。
「香雨」主宰。俳人協会常務理事。日本文藝家協会会員。

「2019年 『片山由美子作品集I』 で使われていた紹介文から引用しています。」

片山由美子の作品

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