ドロップ缶 (未来図叢書 第 207篇)

著者 :
  • ふらんす堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781410821

作品紹介・あらすじ

◆第一句集
小さき手でドロップ缶振る火の用心

中村さんの句は力強く、若々しい感性で自由な雰囲気を持っている。今後も大胆に一筋の道を進んで欲しい。
(序・鍵和田秞子)

◆自選十句
赤丸す水泳の日のカレンダー
ふくふくと太る実梅と次男坊
出鱈目な歌高らかにプールの子
山神に分けて貰ひし歯朶飾る
黄の菫こぼれ咲くなり阿蘇原野
うららかや船客と手を振り合ひて
空梅雨の持ち重りする如雨露かな
ますらをとなりたし猪の肉を食ふ
風組は一列になり芋畠
花へちま夫の小言の耳に美し

著者プロフィール

早稲田大学卒、翻訳家。訳書にルネ・フレミング『魂の声』(春秋社)他。

「2013年 『ベンジャミン・ブリテン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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