花福日記――お花屋さんの春夏秋冬――

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781601274

感想・レビュー・書評

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  • 御嶽山にある「花福」という花屋さんを営んでいるご夫婦の2007年〜2008年の日常を描いたエッセイマンガブログの書籍化(その後2008年に雪谷に移転)

    ワイルド系のルックスながら、花を愛し、植木屋から花屋に転職した「店長」と、その妻であるこざるさんの愉快な日々。

    2005年に結婚されたそうだから、まだ新婚さんといってもいいおふたりの、仲の良さがほのぼのとさせられる。

    お花屋さんの裏話も、はじめて耳にする話ばかりで面白い。
    お花を長持ちさせる裏技もちょいちょい挟み込まれていて、これは覚えておこうと思った。
    切り花が水あげしやすくなるための基本技は、下っ葉取って→水切り(水につけながら茎を斜めに切る)→新聞紙に巻いて深水につける。
    菊の切り花は手で茎を折る。かすみ草は切ってから(切り口を)金づちでたたく。枝物は(切り口に)割りを入れる。そうすればよく水あげするそうだ。水あげの悪いものは水切り後お湯に15〜30秒つける。その後深水に入れてあげるといいらしい。

    お花屋さんの薔薇は棘がないので、最近は棘のない薔薇ばかりね、とか思っていた自分を恥じたい。
    売る前にひとつひとつ、取ってくださっていたんですね。
    面倒臭い作業だと思います。ありがとうございます。

    こざるさんのかわいらしい絵柄も魅力の一つ。

    表紙もお花いっぱいでウキウキするが、本の見返し(遊び)部分(表紙をめくって一枚目のページ)は白地にお花の型押しがちりばめられている紙なのです。素敵。

    • 5552さん
      猫丸さん
      ケーブルカー!素敵!
      さぞかし絶景なのでしょうね。
      大阪に山があるなんて、知りませんでした。
      無知をお許しくださいませ。
      ...
      猫丸さん
      ケーブルカー!素敵!
      さぞかし絶景なのでしょうね。
      大阪に山があるなんて、知りませんでした。
      無知をお許しくださいませ。
      山に登ってみたい気があるのですが、なにゆえ体力不足で…。

      2022/04/29
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      5552さん
      絶景です!と答えようとして、目の前に広がるのは吉野の山(日本最古のロープウェイ)、高尾山の途中はどうだったかなぁ。。。

      ...
      5552さん
      絶景です!と答えようとして、目の前に広がるのは吉野の山(日本最古のロープウェイ)、高尾山の途中はどうだったかなぁ。。。

      五低山は、天保山(標高4.5m)、聖天山(標高14m)、茶臼山(標高26m)こんな感じですので、誰でも登れます!
      お近くの山も、↓此処でチェックすれば登れそうなところが見つかるかも。。。

      基準点成果等閲覧サービス
      https://sokuseikagis1.gsi.go.jp/top.html

      で、大阪の山ですが
      隣県との境だったりするので、厳密には違うと言われるかも知れませんが、有名なところでは
      猫のご先祖が付き従った楠木正成が立て籠もった千早赤坂城は金剛山にあり大阪の山です。
      「ネギをうえた人」(岩波少年文庫)と言う感涙モノの朝鮮の民話集があるのですが、その中の一篇『金剛山のトラ』を読んで、大阪の金剛山近辺には渡来人が多かったのだろうか?と、、、
      2022/05/02
    • 5552さん
      猫丸さん

      近くにけっこう地元で有名な登れる山がありますよー。
      ロープウェイとかケーブルカーとかは無くて、徒歩で、ですが。
      あと、家...
      猫丸さん

      近くにけっこう地元で有名な登れる山がありますよー。
      ロープウェイとかケーブルカーとかは無くて、徒歩で、ですが。
      あと、家の前にも山がありますが、庭の椅子に座って、ぼーっと眺めるのみです。

      猫丸さんのご先祖が付き従った…って、そんな有名な武将?の家来の子孫なんですか!
      そういうのが分かると歴史が面白くなりそうですね。
      読んだ本と現実の歴史が繋がる瞬間もゾクゾクします。










      2022/05/02
  • 闃ア螻九&繧薙?螟ァ螟峨□縺代←縲∬干縺ォ蝗イ縺セ繧後◆逕滓エサ縺」縺ヲ濶ッ縺?h縺ュ縺医?

  • 花屋を営む夫婦の、花に関していたり
    関していなかったりする日常。

    花屋は重労働、というのをよく聞きますが
    その一端が見える状態です。
    すべての花を生き生きとさせるのは大変。
    そんな合間に見える、猫や花の話にほっこりw

    花の知識も入っているので、ちょこっと実用書状態。
    とはいえ、バラと芍薬は茎を焼くと
    本当に蘇るのでしょうか…??

  • ほのぼのしたお花屋さんの日常や、花についてのマメ知識。読むと植物が育てたくなります。

  • 読み終わったというと語弊があります。現在ネット上で連載中の“花福日記”。
    私が花が好きということもありますが、この本は4コマまんがで基本描かれていますが、
    kozaruさんのユーモアあふれるマンガが、なんだかとても面白く、ネットで拝見させていただいています。
    本にはネットで書かれているマンガ以外のものがあるのかな?

  • 何度読み返しても楽しいお花屋さん(のお嫁さん)が描いた4コマ漫画本。花屋の業務の中での1コマや草花のうんちく等、何度読んでも飽きません。
    現在もBlogで描いているので、興味がある方は「花福日記」で検索してみて下さい。

  • お花やさんの内側事情が面白い。でもそれ以上にこざるさんが可愛くて面白いです。ほのぼの癒されました。

  • 本屋さんで立読み後すぐ購入。こーゆー細い線の絵の4コマに弱い自分によーやく気づいた。もちろん中身もおすすめ。花屋さん(と謎の客?達)の日常。

  • お花屋さんの4コマ漫画。0.1mmのシャーペンでスイーッと描いたみたいな絵。水切りってお花によってやり方が違うみたい。やっぱり生ものを扱うのって大変なんだろうなあ。私も“顔なじみ”のお花屋さんがほしくなっちゃた。ホンワカしていてカワイイマンガでした。

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著者プロフィール

◎花福 こざる(はなふく・こざる)漫画家・イラストレーター。東京・雪谷大塚で、花屋『花福』を夫と2人で営んでいる。著書に『公園植物ワンダーランド』『花福日記』『続 花福日記』『花福ねこ日記』『豆腐百珍百番勝負』など。『家の光』にて「こざるの花道」連載中。

「2022年 『花を育ててみたいのですが。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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