空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)

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  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781602387

感想・レビュー・書評

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  • 僕のブログは結構この人の影響を受けていて、この人の読書法が今一番しっくり来ます。僕もかねてより「KY」などと揶揄されているクチですが、これでいいんですよね。弾さん!?

    少し前に読み終えました。でもこの本は結構サラリと読めるのですが、非常に内容はよくできたものなので、何度となく再読している本です。この人はもともと有名なエンジニアで、かつ書評ブログでで有名なアルファブロガーでもありますんで。僕が現在メインで運営しているブログの書き方や運営の仕方は、この人と成毛眞さんの本やブログを参考にさせてもらっています。

    で、その小飼弾さんの本を読んだのはこの本が最初でした。人生でかなりふざけたことやっても許されるのはある程度の成功者である、ということは否定しがたい現実ですが、しかし、どうしようもない現実、変えられないものを少しでも変えていく、その第一歩が読書にあるということは僕が信じているたった一つのこと、もしくは祈りでございまして。それが正しいんだなと背中を押してくれるものでした。

    最近はブログで「仕事がないんだったら、遊べばいいじゃないか」と豪語している弾さんですが、僕がここにこうして書評を掲載するのもある意味では「遊び」なのかもしれません。何をいいたいのかわからなくなってきたな。

    • maboo828さん
      「どうしようもない現実、変えられないものを少しでも変えていく、その第一歩が読書にあるということは僕が信じているたった一つのこと」そこに希望を...
      「どうしようもない現実、変えられないものを少しでも変えていく、その第一歩が読書にあるということは僕が信じているたった一つのこと」そこに希望を感じました。僕もこれからたくさん本を読もうと思います。
      2011/11/01
  • サクサク読めた
    テレビ(倍速視聴)の素晴らしさもあるのになあ
    --
    塩野七生 我が友マキャベリ
    カフカ
    星真一
    宮部みゆき
    村井純 インターネット
    まつもとゆきひろ コードの世界
    --
    2割(の仕事)で食えるようになれ
    読書とは遊び
    暇なときこそ古典
    テレビ見るなら有料チャンネル
    新聞はテレビよりましだがウェブで十分
    テレビ・新聞のプッシュ型情報はいらない ※そんなことない
    アリストテレス「自然は真空を嫌う」人間も暇を嫌う。なのでテレビ見る
    1日でも数時間でも情報を遮断してみる。と必要な情報とは何かわかる
    アウトプットが大切、ノートに書いたりして初めて血肉になる
    おもちゃもファミコンもなかったから自然に本を読むようになった
    JK常識的に考えて
    常識は「世間知」というもの。旅をすると通用しないことがわかる
    マキャベリ
    個人にとっての最適解が全体にとっての最適解とは限らない
    不条理で立場を追われた人の著作がいいかも ホリエモン、佐藤優
    古典はどんな時に誰に向かって書かれたのか理解して読む
    ノンフィクションはアメリカの方が充実
    読書は手で読む
    内容が目次を裏切っているような本はクソ本
    読書体験を積むと目次だけで読み終えた気になる
    フィクションの読書とは旅
    年を取るほど記憶力が低下する
    捨てることは難しい mvとcp
    人間の脳は都合がいい、電話番号を登録したら、登録したという事実のみ覚えていられる
    目次が付箋替わり
    付箋を貼らず、心の中に地図を描く(マインドマップ)
    読みながら考えない、2度読む
    国語の授業は本嫌い製造工場
    参考文献から最も関連の薄い本を6冊読んでいけば世界がわかる
    自分の意見と対立する本を読む
    フィクションは、好きな作家を見つける
    索引がある本のほうがこすとかかってる分、出版社の期待が大きいはず
    生産性が上がり、世界の人が暇になったら戦争が起こる
    そうならないように究極の暇つぶしとして本を読もう

  • 僕は結構表紙で本を買うことが多いので、目次もやけど索引があるか見ろというのはなるほどなと思いました。
    あと本棚は下着よりもセクシーというところ。
    あれは本当に共感できます。自分の本棚を人に見せるのは本当に恥ずかしいから。笑

  • 出版されて間もなく読んでいたみたいで、ところどころ既視感があった。
    でも、本書でも書かれている通り、「自分が変化すると読書内容も変わる」。

    目次読み、という読み方はその頃知らなかった。

    目次読みをし、「忘れる」ことをすれば、必然的に「メモをとる」ということが必要になる。
    メモをとることで、最小の手順で「参照」を呼び出せるからだ。

    また2年後に読もう。

  • 子飼弾は年間5000冊も本を読むらしい。365で割ったとしても、一日14冊を読んでいる計算だ。どうやったらそんなに読めるのか分からないけど、その一端を覗かせてくれる。

    だけど、子飼弾としてはそんな速読的なことはどうでもよくて、読書に対してどういう姿勢で臨んできたかを伝えたいのだ。読書は体験である。そして、遊びでもある。自分勝手な贅沢な時間でもある。エロ本におぼれることもできれば、マンガの世界に引きこもることもできる。一方で、登校拒否や家庭内暴力という環境の中、読書に溺れたのは現実逃避の側面があったからだと言っている。読書は彼の人生の一部なんだと思う。

    「おわりに」に彼の最近の世界観の一端が見える。
    ===================================================
    現在、世界の経済は、毎年、成長を続けていくことを前提にしています。要はモノをつくって売る。(中略)ところが今は、生きていくうえで必要なモノは足りています。モノが足りた時点で、この仕組みを改めなければならなかったのに、ムダにつくって無理やり売りつけてきたのです。経済成長を続けて、収入が増えたとしても、いったい何を買えばいいのでしょうか? それをつくるための資源は、どこから持ってこようとしているのでしょうか?こういう流れをそろそろ断ち切らないと、人間以外のもの、たとえば資源の枯渇や自然サイクルの破壊を招いてしまう。そうとうヤバい状況に近づいている。
    ===================================================

    自分と世界を知るために、読書することの可能性について背中を押してくれる。


    ボク的には、この本で実際に役立ちそうな方法は次の箇所かな。

    ・ノンフィクションは論文型だから構造を読む。これに尽きる。
    ・フィクションは物語型であり旅と同じ。つまらない旅も含めて、旅はたくさんしておくべき。

    あと、本の最後についている「子飼弾が選ぶ最強の100冊+1」は必見。

  • 自分の理想の本の形を自分の本で出している本というのはなかなか無いのではないでしょうか?文章だけでなく、装丁や書体や余白まで。

    本書はそれに成功している本だと思います。

  • 本を「見る」から「読む」へ。

    フィクションとノンフィクション。

    アウトプット。

  • 常々書評ブログ「404 Blog Not Found」をチェックしている小飼弾さん。

    本人の言が間違いなければ(ウソじゃないと思うけど)世界一の読書量じゃないのか?と思ってました。

    単純に冊数でカウントしてもアレですが、小学生の時に一日50冊以上とからしいし。
    どんな頭してるんでしょうね。

    でも、めちゃめちゃ頭いいのは間違いない。

    ホリエモンの盟友・・・ですよね。

    本職はなんなんでしょう。とりあえず、もともとはプログラマみたいです。

    これまでに難解な本をたくさん読んできたのでしょうが、この本はとことん読みやすさを追求した作りだと思います。

    特に難しい言葉も出てこない。

    何より字がでかい。行間が広い。図解イラストが多い。

    すぐに読めてしまいます。

    きっと、中学生の読者を想定して書かれたのかなとおもいます。(ちょっとアダルトな部分もあります。)
    もちろん、大人が読んでも十分な刺激は与えてくれます。

    高等なことを簡単に。これは一流のライターのみがなせる技だと思います。

    伊達にアルファブロガーを自称しているわけではありません。

    本の中で、最近のフィクションの「長尺化」に苦言を呈しています。

    マンガも含み。

    「ドラゴンボール」はあんなに長くする必要はない。これは出版社・編集者のビジネスとしての思惑であると。

    それは私も思います。

    ボクは今読んでて、もうすぐ読み終わりますが、村上春樹「1Q84」。ハードカバーで3分冊。

    先日発売された文庫版では全6冊になっています。

    長いのが悪いとは思いませんが、これまでの作品と比べても冗長にすぎると感じます。天下の村上春樹に対して生意気ですが、感じるものは仕方がない。

    意地になって読んでるけど、他の作品の方が面白いもの。

    とか。

    テレビを見る暇があったら本を読め、と弾さんは言い切ってますが、自分も結構テレビ出てませんでした?

    言われるまでもなく、ボクはあまりテレビを観ないので、よく知りませんが。
    サンデープロジェクトは出てましたよね。

    周りとの話しを合わせるためにテレビをみるなら、その時間を読書にあてろと。
    それはその通りだと思います。


    あとはこの本を読んだ本人が実行できるかどうかの話しなので、弾さん、惜しげも無く読書のテクニックを公開しています。小手先の技術ではなく、ベクトル的な部分を。

    ほんとに簡単なんだけど、読み応えが残ります。

  • 小飼弾さん著の本を読むの本。
    いかに読書を生活の中に組み込ませ、習慣づけられるかという小飼弾直伝の指南書であるが、あまり読書に慣れていない人をターゲットにしたという印象を持った。
    この本の内容で一番重要なのはあくまで自分の為に楽しく読書するという事。「やらなければならない」という義務ではなく、「出来ればいい」位の気持ちで本と付き合うのが秘訣とあるが、これは別に読書に限った事ではない。
    他人に強制された事でなく、自分の趣味でやってる事は誰の関与もないので、義務にしたって仕方がない。趣味がだんだんと義務に感じる時は、そこに外的要因が入る時だと思う。他人の目を僕は気にしすぎていないだろうか。もっと心の声に従って行動すればそんな事は気にならないはずなのだ。この読書メモだって、読んだらアウトプットしろと書いてあったから始めた事だけど、自分の為にしている事なのだから完成度なんか気にせずに自分の思った事を、出来るだけ思った通りに書いていけばいいのだ。それこそ空気を読まずに。今の僕にはそういう訓練が必要だ、多分。
    脱線してしまったけど、すぐ「やらなければならない」 になりがちな僕だからこそ、自分の気持ちで始めた時の「出来ればいい」を忘れずに大事にしたいと思った。小飼さんの少年時代のように、とまではいかないけれど。


    初めて読書メモを書いてみたけど思った以上に難しい 。学校の感想文と違って、出来るだけ自分の気持ちを正直に乗せる事がこんなに難しいとは思わなかった。半分も乗せれなかった。この「空気本」の著者でもある小飼弾さんや、他の人のブログの書評を普通に今まで見てたけど、見るのとやるのじゃ大違いだ。
    この読書メモも書いていく内に慣れてくるんでしょうか。最初なので無駄に長い文になってしまった。

  • 一気に読めて楽しめた。読書が益々好きになる本。実用的なアイデアもあったが、むしろ読書に関するエッセイの様な本。他の人がどんな読書感を持っているのかを知るのは、読書人としては重要だと思った。なぜなら読書は孤独な作業なので、ついつい自己満足的なやり方が、生ぬるい読書態度を作るから。ひたすら本を読めば、この著者の主張のように人生が変わるかも知れないと思わされ、励まされた。

著者プロフィール

1969年生まれ。ブロガー、プログラマー、投資家。カリフォルニア大学バークレー校中退。オン・ザ・エッジ(現ライブドア)のCTO(取締役最高技術責任者)を務めた。現在、ディーエイエヌ有限会社代表取締役。2004年に開始したブログ「404 Blog Not Found」は月間100万ページビューを誇る。著書に『弾言』『決弾』『未来改造のススメ一脱「お金」
時代の幸福論」(岡田斗司夫氏との共著)(以上アスペクト)、『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社)、『空気を読むな、本を読め。小飼弾の頭が強くなる読書法』(イースト・プレス)、『新書がベスト』(ベストセラーズ)など。

「2011年 『働かざるもの、飢えるべからず。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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