「モンスター食品」が世界を食いつくす! 遺伝子組み換えテクノロジーがもたらす悪夢

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781609539

作品紹介・あらすじ

腐らないトマト。サソリの遺伝子を組み込んだキャベツ。二倍の速さで成長するサケ。ヒトの母乳を出す牛。抗ガン剤になるタマゴ。光る豚…。世界を牛耳る巨大企業と闇の権力者が推進する恐るべき"食糧支配"計画。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は有名デマ屋らしいが、一応読んでから判断しないとねと読むと、モンサントがロックフェラー財団の子会社などの超低レベルのデマで読む気が失せました。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/490966156.html

  • 読みやすさ★★★★★
    学べる★★★★
    紹介したい★★★★
    一気読み★★★★
    読み返したい★★

    国際資本家とモンサントなど大企業と政府のズブズブの関係は、恐ろしい世界を確立しつつある。読む端から食品の成分表示を確認してしまう。笑

    トンデモ本か陰謀論か、はたまた真実か。
    船瀬氏の本を読めば、確かにそうだよな、ヤバいよねって感じるのが素直な感想だと思うのだが。洗脳されているのはいったい誰なのかと、毎度微妙な気持ちになる船瀬本。
    大衆が知識武装しなければ、この流れを止められない。
    まず第一に「知ること」に興味を持たない人が多すぎな世の中。
    芸能人の結婚や不倫よりも、私たちの食べ物の現状の方が大事だと思うのだが、なかなかお話できる人がおらなんだ。。

  • みんなに読んでほしい一冊。

    ガンがどうとか、エビデンスやソースがどうとか言う前に、その構造、社会システムの仕組みを理解しなければ、その洗脳に絡め取られてしまう。

  • ・モンサント社のキングコーン
    ・自殺する種子
    ・二倍速で成長する怪物サケ

  • 遺伝子組み換えの本。知ってる内容ばかりだった。復習的な感じで読んだ。

  • 船瀬さんの本は何冊か読んでいて、陰謀論的部分もあるけれど、でも懸念していた事やTPPに関する不安の先で待ち受けていることはとても参考になった。遺伝子組み換えの恐怖や、私達の普段の食生活の中にすでに入り込んでいる危険なキングコーン製品、F1種子の問題、モンサント社の問題は事実であるし、読んでいて恐ろしいけど、自分たちの置かれている立場、未来を見つめることの大切さを切々と感じた。知っているに越した事はないかも。
    余談だけど、近所のホームセンターに普通にラウンドアップが置いてあるのを見た時はびっくりした。普通に家庭用なんだって。そういえばCMもしてたな…

  • (前提として、私は、遺伝子組み換え食品の推奨者ではなく、むしろ、遺伝子組み換え食品の安全性などについてやや疑問を抱いている。その観点からのレビュー)
    ○極めて偏った思想を著述したもの。
    ○内容も、(全く)論理的ではなく、揚げ足取りに近い文脈も多い。
    結局のところ「陰謀論」そのもの(著者は何度も否定しているようだが。)。残念ながら、プロ(それもいい年をした)の書いた本とは思えない。
    ○この分野については、たしかに不安に思う部分も多いので、ぜひ客観的に整理するようにした方が、理解を得られるだろう。このような説明しかできないのであれば、逆に、反対派(遺伝子組み換え食品を推奨している方々)に積極的な説明になるのではないか。少なくとも私は、この著者の説明には全く納得がいかなかった。
    ○このような一方的な決めつけが一番嫌いなので、残念。

  • 遺伝子組み換え食品について、考えたこともなかったので、とても驚嘆し、考えるきっかけとなりました。
    先日「食の終焉」ポール・ロバーツ著を読み終え、利益至上主義の食品会社に憤りを感じていましたが・・・・この本でもまた、人間の恐ろしさと愚かさが増しました。
    これから生きる人達は、食を考える意味で、知るべき内容であると思います。

    バイオテックの王者「モンサント社」の後ろ盾がロックフェラー財閥・・・そりゃ、敵うはずがない、アメリカの食品会社に、日本はこれからTPPで戦って?いくつもりなのか???
    環境に応じて各個体(遺伝子)は適応し、変異し、また次世代で進化変化するのに、「生命体」に対して特許が必要である??のか??考えさせられました。

  • 遺伝子組み換えしたものが、どんなに危険がつきまとっているかよく考えるきっかけになりました。

  • 毎日を生きていく上で絶対に欠かすことができない"食"に対する自己内の警告を啓発してくれる、という効用はあるが、肝心の内容そのものについては、どこまで真に受けていいのかちょっと判断がつきかねる。
    少なくとも、まともなジャーナリストが真っ当な取材を積み重ねてしたため、公平性や客観性が充分備わっているという類の書ではないようだ。
    いろいろな書籍や映画、報道メディアなどから引用している内容も多いが、それらの出典が巻末に明記されているわけではなく、あまつさえどこの誰が書いたのかも分からないインターネット上のテキストをバンバン引っ張ってきて、それが既成事実や正しい分析であるかのように著者の主張に換えていく手法は大いに疑問だ。
    また、遺伝子組み換え食品の安全性が科学的にまだ実証されたわけではない、という事実は確かだろうが、それが日本国内にも大手を振って流通するという可能性を示す根拠については、TPP参加になったら大変だ、経団連の米倉会長はモンサントと業務提携している住友化学の人間だ、と述べられているに過ぎず、具体性がまったく欠けていることにも首を傾げざるを得ない。
    著し方が適切ではないために、その中身には実はとても重要な指摘が含まれているかもしれないにも拘わらず、信憑性が担保されていない、ということが残念でならない。

    体裁としては問題があるが、ただ、私たちが知らず知らずのうちに異常な食物を口にしているかもしれない、という戦慄すべき可能性に思いを至らせてくれ、"食"に対する意識に変容をもたらしてくれた一冊であることは間違いない。
    大企業や既得権益保持者たちの手前勝手な理屈が、普遍的な倫理や道徳といったものを無視、超越してしまうことがこの世の中にはたくさんある、というネガティヴな事実を私たちは既に知っているから、こういった本をきっかけとして、知識の獲得に努め、それを行動の改善につなげていくという意義は大いにあると思う。

  • なるべく生産者の顔が見えるプロダクツを買う事にしていますが、更に一歩踏み込んで、生産のプロセスについても知る必要があると痛切に感じます。

    近い将来、起こるべくして起こる食糧危機に備えて、可能な範囲で自給自足体制を構築出来るよう、各々が努力する必要があります。都市部に居住するのであれば、どこか田舎に土地を借りてでも自然と積極的に関わり、そうした取り組みを通じて「農」の現状を肌感覚で理解する事が大事。それが無理ならベランダ菜園でも充分。

    そうした「農」に対する理解が深まるようになれば、間違っても輸入野菜や輸入肉なんて買って食べようなんて思わなくなるし、コンビニやファミレスといったファーストフード全般についても同じことが言えるでしょう。

    同じ日本の真っ当な生産者が丹精込めて作ったプロダクツを優先して買うようにして、内需を高める努力をひとりひとりが行えば、アベノミクスの虚構に頼らずとも(笑)、素晴らしい日本が創出されるはずです。

  • 最近健康を気にするようになり、ちょっとしたお菓子を買う時、カロリーや成分の欄をよくチェックするようになった。プリングスなんかをみると原材料の箇所に、【遺伝子組み換えではない】なんて書かれている。今まで、何でこんなことを書くのだろう?と不思議に思っていた。遺伝子組み換えは夢の技術であり、特に気にする必要があるのか?と感じていた。

    この本を手にとったきっかけは、アメリカで認証されていない遺伝子組み換えのタネがどっかの農地で見つかり、その土地の農民が、種の開発元であるモンサント社を訴えたからだ。

    モンサント社は有名な化学.農薬メーカーであり、化学の授業でも出て来る、ロジウム触媒を用いて酢酸を合成するプロセスを開発した有名な会社だ。

    遺伝子組み換え技術は新たな生命を誕生させる、宗教からすると禁忌の技術である。これまで遺伝子組み換えは、害虫に強く且つ、肥沃で無い土地でも栽培できる、人類の食糧難を解決できるものと思っていた。しかし、結局のところ、人間は神にはなれないのである。本書では、遺伝子組み換え技術の負の部分を取り上げている。

    害虫を寄せ付けない遺伝子組み換え種は、何故寄せ付けないかというと、生命とは相反する新たな生命体だからだ。すなわちそれが人間の体内に入るとすると、、、どんなことが人間の体内で起こるかどうか全く解明されていないにであるらしい。

    しかし、アメリカでは、巨大企業モンサント社のロビー活動により、少しずつ遺伝子組み換え種が認められているらしい。

    遺伝子組み換え種は、一国の問題ではなく、世界の問題である。なぜなら種は風に乗って、国境を超えてしまうからである。

    21世紀は夢の技術が実現になる一方、負の部分もフォーカスをあてることが重要なのだと感じる一書であった。

  • この本凄く面白いです。そして読むと凄く怖いです。普段自分達が食べている食べ物の中に、遺伝子組換え作物は普通にはいってしまっています。そのリスクは誰もが知っておくべきことだと思いますね。

  • トンデモ本とは言い切れないものの、読者の不安を煽るだけ煽って冷静な思考をさせないようにしているかのような書き方。
    遺伝子組み換え植物などについて、その提供企業からは不都合なデータが出されていないままで議論がされているかのように記述されているが、それに対する反論(著者の主張)についても、どこかの学者かこう言ったといった程度のことしか書かれておらず、ちゃんとしたデータは出てきていない。つまりはどっちもどっち。途中でフリーメーソンが出てくるあたり論点がむちゃくちゃ。
    そのため、ここに記載されていることの真偽の判断はできないままで終わる。
    ただし、読了後の後味は非常に悪い。

  • これは一度読んでおいた方がいいと思います。
    私は真偽のほどを判断できませんが
    書かれていることが真実のように感じました。
    生命に関わる『食』の知識をきちんと持ち
    自己防衛する以外に自身の健康を守れない
    とても恐い時代

    しかしこれが現実なんですね…。

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著者プロフィール

医療ジャーナリスト。1950年、福岡県生まれ。九州大学理学部中退、早稲田大学第一文学部卒業。学生時代から消費者・環境問題に関心を抱く。日本消費者連盟スタッフとして活動の後、1986年、独立。以来、精力的に執筆、評論、講演活動を行っている。毎日の習慣、「筋トレ」をかかさず73歳という年齢ながら驚異的に若いマッチョな肉体を誇る。主な著書に、『買ってはいけない』(共著・週刊金曜日)、『あぶない化粧品シリーズ』(三一書房)、『できる男は超少食』『10年後、会社に何があっても生き残る男は細マッチョ』(以上、主婦の友社)、『年をとっても ちぢまない まがらない』『老人病棟―高齢化! こうしてあなたは“殺される"。』『まちがいだらけの老人介護―心と体に「健康」をとりかえす82の方法』(以上、興陽館)、『未来を救う「波動医学」』(共栄書房)などがある。

「2023年 『[新装・普及版]60(カンレキ)すぎたら本気で筋トレ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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