とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論 (イースト新書)

著者 :
  • イースト・プレス
3.57
  • (2)
  • (9)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781651064

作品紹介・あらすじ

とんねるずの危機、
ナイナイの苦悩、
ダウンタウンの奮闘……



テレビを変えるキーマンの発想に迫る画期的論考



テレビバラエティの遺伝子は消えない

◎「保毛尾田保毛男騒動」が浮き彫りにしたこと

◎フジテレビが凋落した「六つの理由」

◎お笑いBIG3、それぞれの「終活」

◎松本人志が『ワイドナショー』に出演する意味

◎有吉弘行とマツコ・デラックスの「テレビへの違和感」

◎インターネットはテレビを滅ぼさない



■インターネット時代に生き残る笑いとは

なぜ、『みなさん』『めちゃイケ』の時代は終わったのか。なぜ、フジテレビは低迷しているのか。なぜ、ダウンタウンはひとり勝ちしているのか。なぜ、『アメトーーク!』『ゴッドタン』『水曜日のダウンタウン』はウケているのか。なぜ、視聴者は有吉弘行とマツコ・デラックスから目を離せないのか。なぜ、大物芸人はネットで番組を始めるのか。平成が終わろうとしている現在、テレビ業界とお笑い界で巻き起こっている地殻変動を、膨大な資料をもとに徹底分析する。



【目次】

第一章 なぜ、『みなさん』『めちゃイケ』の時代は終わったのか

第二章 なぜ、フジテレビは低迷しているのか

第三章 なぜ、ダウンタウンはひとり勝ちしているのか

第四章 なぜ、『アメトーーク!』『ゴッドタン』『水ダウ』はウケているのか

第五章 なぜ、視聴者は有吉とマツコから目を離せないのか

第六章 なぜ、大物芸人はネットで番組を始めるのか

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 現代のお笑いがボケ重視からツッコミ重視のものになっているという視点はインターネットの台頭によるSNSでの誹謗中傷文化とも重なる部分があるのではないかと思った。視聴者目線に従った結果、どんどん表現の幅を狭めてしまっている現状も感じられたので、番組表に少しでも挑戦的な番組が並んできたらいいなと一視聴者として思った。

  • 「めちゃイケ」も「みなさんのおかげです」も
    ほとんど観ていない者からすると、この本で
    言いたいことは最終章に集約されていると見て
    とれます。

    それはマツコデラックスと有吉の躍進です。
    今や彼らをテレビで見ない日はないです。
    何が受けているのか。今までの芸人やコメン
    テーターと何が違うのか。

    「テレビ」とはひと昔のように違う世界の人達
    を観る、というスタンスではなく日常の延長
    として皆とらえているのだな。ということが
    理解できる一冊です。

  • 40前後のTV批評好きにとって、ナンシー関の名前が出されるともうそれだけで胸アツになってしまう。当たり前の事なんだけどね。

  • 「アメトーーク」や「水曜日のダウンタウン」などの番組がなぜ人気かというのを、的確に分析しているのが面白かったです。

    テレビはどうなっていくんだろう。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

ラリー遠田(らりー・とおだ)
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、ライター、お笑い評論家として多方面で活動。お笑いムック『コメ旬』(キネマ旬報社)の編集長を務める。主な著書に『この芸人を見よ!』(全2巻、サイゾー)、『THE 芸人学』(東京書籍)、『M-1戦国史』(メディアファクトリー新書)、『ダウンタウンvsナイナイ最強考察』(晋遊舎)、『バカだと思われないための文章術』(学研パブリッシング)、『なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?』(コア新書)、『逆襲する山里亮太 これからのお笑いをリードする7人の男たち』(双葉社)がある。

「2018年 『とんねるずと『めちゃイケ』の終わり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ラリー遠田の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×