サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術 (イースト新書Q)

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781680729

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  • サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術。多田 文明先生の著書。サギ師たちが駆使ししてる悪の心理テクニック。サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術は毒にも薬にもなる。サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術を詐欺や犯罪行為に使ったらダメだけれど、サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術を健全に使ったら良いことばかり。日本人はロジック術や心理テクニックや交渉やディベートはまるっきり下手な人が多いから謙虚な姿勢で学ぶべきかも。

  • 昔、国会答弁をテレビで、見ていて、もう、にっちもさっちもいかない位に追い詰められて、議員はどう答えるのか?・・・・と、思っていたのだが、其の逃げ口上が、なんとも、上手い!
    追求する側も、答える側も、どちらも、どう回答するのか
    と、眺めながら、自分の立場だったら、直ぐに、正直に話してしまうと思う。

    この本も、一筋縄でいかない事が、やはり書かれており、このコロナ禍で、人との会話も出来ずに 自粛生活の年寄りたちへの電話攻撃も、多々ある。

    こちらにも、やはり、優しそうな声で、利殖についてのご案内(?)や、今、流行りの断捨離で、不要な着物や時計・貴金属の買い取りの電話が、掛かって来る。
    ついつい、世間話まで行き、断ると、次に、又違う所の関係ある店から 電話が、掛かって来る。

    この本を読みながら、「こういえば、こう答える!」と、マニュアル通りだけでなく、臨機応変に、話題を引き出していく営業マンなど、参考になったのだが、いざ、自分の身に係って来たら、このように対処できるだろうか?と、少し不安である。

    もうだいぶ前だが、そんな弱気な私に、お近くの肝っ玉母さんから、訪問営業マンへの断り方を教えて貰った事がある。
    布団の勧誘に来た営業マンには、
       「うちは、ペッドしか使ってないから、必要ない!」
    ベッドの勧誘に来た営業マンには、
       「うちの親戚に、○○ペッド勤めているのが、居るから、安く購入できる!
    等など、ぴしゃり!と、言えばいいのだと・・・・
    そして、ある宗教の勧誘に来た人には、
       「うちは、神様 間に合っているから」と、???

    そりゃ、国会答弁でも、「記憶にございません!」とで、不思議な答え方で、終わった回答もあったから、これでいいのだと思うけど、自分は、ここまで、交渉に負けないで、居られるだろうか?と、思いながら、本を閉じた。

  • 読むと騙されてもしょうがないと思ってしまう。

    だけど騙されたくないので、パターンを知って、その場に身を置いた時にあ!と思えるようにしたいと思った。

  • ■「ハロー効果」とは何かの出来事を評価する際、一つの優れた(劣った)特徴に引きずられることでその他の物事への評価が低下(上昇)してしまい、すべてが優れている(劣っている)と判断してしまうこと。
    ■マルチ商法では説明会後喫茶店などに連れ込み二人以上で契約の説得に当たる。
    ・説明する先輩や成功者(アドバイザー:Adviser)の元へ橋渡しをする人(ブリッジ:Bridge)が、客(カスタマー:Customer)を連れてくることから、「ABCテクニック」などと言われる。
    ■損得勘定の中で人がどんな行動をとってしまうのかを説明しているものに「プロスペクト理論」がある。プロスペクトには「期待」や「見通し」という意味がある。人は損失を抱えていない場面では確実にお金をもらえる方を選ぶが借金をしていると損を取り戻し、それをゼロにしようとする行動をとってしまうもの。
    ■私たちの心には他人から一方的にものをもらうと自然とお返ししたいという気持ちが働くが、これを「返報性の法則」という。
    ■詐欺や悪徳商法では「周りの人もやっているからあなたもした方がよい」と言って契約を迫ってくるが、これを「バンドワゴン効果」という。

  • そんなに切れのいいことが書いてあるわけではないし、基本的にワンパターンではあるのだが、この人の本は(あいだを開けて読んでいる限り)時流にあわせて例がアップデートされているのがいい。実際あいだを開けて読んでいると「あーそういう持って行き方ね」などと感心したりするので、人間忘れるものだと実感する。予防接種みたいなものか。

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著者プロフィール

ルポライター、キャッチセールス評論家、悪質商法コラムニスト。1965年北海道旭川市生まれ、宮城県仙台第三高等学校、日本大学法学部卒業。雑誌にて『誘われてフラフラ』の連載を担当。2週間に一度は勧誘されるという経験を生かしてキャッチセールス評論家になる。これまでに街頭からのキャッチセールス、アポイントメントセールスなどへの潜入は100カ所以上。キャッチセールスのみならず、詐欺・悪質商法、ネットを通じた詐欺商法にも精通する。2022年「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)、「情報ライブ ミヤネ屋」(ytv系)などで旧統一教会に約10年間在籍していたことを公表し、大きな反響を呼んだ。著書に『ついていったら、こうなった』(彩図社)、『あなたはこうしてだまされる 詐欺・悪徳商法100の手口』(産経新聞出版)、『だまされた! 「だましのプロ」の心理戦術を見抜く本』(方丈社)、『マンガ ついていったらこうなった』『迷惑メール、返事をしたらこうなった。』『あやしい求人広告、応募したらこうなった。』『サギ師が使う 人の心を操る「ものの言い方」』『サギ師が使う 交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)などがある。

「2022年 『信じる者は、ダマされる。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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