こんな私が大嫌い! (よりみちパン!セ)

著者 :
  • イースト・プレス
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781690162

感想・レビュー・書評

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  • 「自分は自分、他人と比較する必要はない。」よく耳にする言葉ではあるが、大人の子供へ吹き込まれる綺麗事であると著者は切り捨てる。但し、本来ある優越感と劣等感の存在はしっかり肯定し目を逸らしていない。優越感や劣等感を相手に対する憎しみや軽蔑に転嫁するのではなく相手への理解に役立てるよう促す。無理もなければ嘘もない。うさぎ流の視座が、これまでにない新たな発想を喚起する。自虐ネタで自分を客観視する。これも非常にイイ。自分のことを好きになれない人、自己愛が強すぎる人には是非読んでもらいたい。必ずやこれまでとは全然違った道を見いだせる。

  • 私も昔は自己嫌悪の塊だったが、今はありのままの自分を受け入れるようになった。
    でも、自分を変える努力を放棄していいわけじゃない。

  • 客観性を持つのは難しい。特に思春期の少女だった頃は主観の塊が服着て歩いてるようでしたので、この本を読みながら「まったくもう!」と思いながら「しょうがないなぁ」と落とし所を見つけられるようになってきた自分のは少し成長したのでしょうか。人間だれしも自分の嫌いな所がある。それは自分という一点方向からの視点であり、もう一人、遠くから見ている自分をたててみると案外悪くない事実。どーん!と印象に残った訳ではありませんでしたが、うさぎさんが本で言われたようにふと思い出した時には大切それを使っていこうと思います。

  • 自分のことを好きでいたいと思わない。
    だからこそ自分の欠点を激しく憎む。
    自分嫌いは人並み以上の自分好き。
    だから、自分を客観視して、自分を好きでも嫌いでもなくなって、自分で自分を笑えるくらいの余裕を身につけてほしい。

    生きていくのほ結構大変。
    人生は何かを諦めながら生きていくこと。
    ドラマのような恋やスターになって成功するとか若い頃に描いていた夢は手に入らない。手に入れたら、別の何かを諦めなくちゃいけない。
    非凡な生き方を望め平凡な幸福は遠のく。
    でもぎゃに、言えば何も手に入らない人生なんてない。
    誰もが何かしら手に入れてる。

    自己評価の低い人は視野が狭い。
    失恋や失敗なんて誰だってするし、ほんのいっしゅんの些細な出来事。
    自分は完璧じゃないと、気がすまない。
    こんな自分が嫌いと、思っても、ほんとは自分が大好きで自分を実物以上に考えて、期待しすぎなのかも。

  • 語り口調が読んでいて疲れる。
    思春期の自意識過剰な世代には響かなそう。

  • 思春期の女の子が直面する、コンプレックスとの付き合い方について、かつてコンプレックスの塊であった中村さんが説きます。
    理屈はいたってシンプルだけど、気の持ち方を変えるのって案外難しいんですよね。

  • 今まさにこんな感じにイタイ方はこの本は読んでいないんだろうな…
    もっとも必要な人には行き渡らない。こんな時あったよね。って読む本

  • 1時間程で読めるが、「自意識」を深く見つめたその内容は濃い。「なぜ自分が嫌いなのか?」「なぜ自分を好きになれないのか?」ーそうやって自分に執着し過ぎるのではなく、時には自分を笑い飛ばしながら「客観視」すること。ちょうど空の上から自分を俯瞰する感じだろうか。そして悩み抜いて辿り着いた自虐的な笑いには、多くのオカマがそうであるように、そこには強さが滲み出てくる、と。
    中村うさぎは「体得」の人。彼女自ら身をもって経験しているから、その言葉が上っ面では決してなく、実感がこもっていて重量感がある。「出口のないトンネルはない」と、最後に中村うさぎが語りかけてくれるが、中村うさぎ自身が悩み抜いて辿り着いた境地であるからこそ、背中を押してくれる一言になっているのだと思う。

  • 自己嫌悪について、大変平易な文章で読みやすい本。
    著者の観察眼が「自己嫌悪」と「自己愛」の同時性を指摘し、
    それとどう付い合いながら生きるのかを考える。
    共感できるメッセージも多い。
    しかし

    決定打に欠ける印象。
    独自性に欠ける・・・?
    (普遍的な「女」の悩みについて考えるためには、独自の「私はこんなふうに乗り越えたの!すごいでしょ?」みたいなのは一番読者を残念にさせるんだろうけど、)

    もっと突っ込んだことを聞きたい。そんな感じ。
    消化不良なので、著者の他作品も読んでみたいと思う。

  • 昔のライフの年末忘年会で斎藤哲也さんが紹介してた本。

    「時分嫌い」という実存の深い部分をすこし懐かしい目線というか、その問題でもがき苦しんだ自分を懐かしむ目線。そして若い(思春期の?)読者に語りかける語り口はとてもやさしくて「ファンキーなババア」って感じで中村うさぎの魅力満載w

    自分嫌いを克服するまでの彼女の半生にもふれつつ、実体験・実感に基づいててとてもリアル。

    ただ、「女という病」「自分という病」という彼女の作品の方が「抉ってくる感」があって個人的には好きでした。

    3つの作品しか読んだ事がないけど、彼女の半生を見ていて、思ったのは、「彼女個人の欲望」というものが全然見えてこない。

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