奪われた婚約 (ソーニャ文庫) (ソーニャ文庫 あ 1-2)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781695129

作品紹介・あらすじ

睨まれるとぞくぞくして、君を支配したくなる-。伯爵令嬢のスティラは、いつも自分だけをいじめてくる幼なじみ、伯爵子息のフレイと衝突してばかり。ある日、スティラは公爵から求婚される。名家との良縁に喜ぶスティラだが、それを知ったフレイに突然純潔を奪われて-。処女でないとばらされたくないだろう?と微笑みながら脅し、何度も体を求めてくるフレイ。怯えるスティラだったが、彼の行動の裏にある事情を知って…?

感想・レビュー・書評

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  • これこそ「ソーニャ文庫」」という感じの歪んだ愛でした。

    ヒーローであるフレイは、幼い頃にかわいがっていた飼い犬に襲われたことがトラウマになり、そこから相手を支配したいという欲求が生まれ、スティラを自分のものにしたいと思うようになります。

    スティラの行く場所に現れ、婚約者となったアロンがいてもおかまいなし、夜這いという名の強姦までする姿は立派なストーカーで、アロンも最低な男でしたけど、これが普通のいい人だったら、フレイがもっと気持ち悪かったかもしれません。

    また、普通この手のお話だと、最初のHの時に嫌がっていても、途中から相手に対する愛情が生まれてきたりしますけど、結構後半までスティラが本気でフレイを嫌がっていたのは印象的でした。

    残念なのはイラスト。私好みじゃなかったです。
    美人の描写が多かったですけど、あんまりきれいに見えなかったです。
    スティラもドレスを着ても髪は下ろしたままだし、ダンスを踊るときって、もうちょっとアップにしないのかなぁって、思いました。

  • フレイ、歪んでるー!
    これぞソーニャですね。いい歪みっぷりでした。

    仄暗い執着心を抱えてヒロインをいじめまくるヒーロー。本人としては愛情表現してるつもりだけど、ヒロインとしてはたまったものじゃない。
    スティラは途中まで本気で嫌がっていたので読んでいて辛いものがありましたが、最終的にはそんな歪んだフレイを受け入れ、飼い慣らしていたので、読後感は悪くなかったです。

  • この手のヒーロー、気持ち悪いけど嫌いじゃない。
    でも、イラストがなぁ……。ヒロインは美人、ヒーローは王子的な容姿と繰り返し描写されているけど、ちっともそう見えないイラストでした。もったいない。

  • あらすじ割愛。

    主人公のスティラの葛藤が良く描かれていて、感情移入できました。
    が、私ってこういう特殊な(というほどでもないかもしれませんが)性癖のものって受けつけないのだなぁとしみじみ。
    ソーニャのコンセプトとあっていない読者で申し訳ないです。

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