- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781695334
作品紹介・あらすじ
「私を覚えていますか」かつての恋人セルジュの言葉にリディアは歓喜した。子爵令嬢と庭師。身分違いの許されざる恋に、二人は五年前、駆け落ちを決意した。だがその途中、海難事故に遭い、彼はリディアとの記憶を失ってしまう。最愛の人に突き放され、逃げるように彼のもとを去ったリディア。…私を思い出してくれたの?再会の喜びのまま情熱的に結ばれる二人。しかしそれは、実業家となったセルジュがある復讐のために仕掛けた罠だった!?
感想・レビュー・書評
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文章はうまいし、話の展開も続きが気になって読ませてくれる。でもヒーローが無理。ダメ。地雷。臆病なのはいい、ヒロインへの執着も好きです。でも、読んでいて「こいつヒロインに謝ったっけ?」って思い出そうとするレベルで、ヒーローの謝罪が少ないし薄い。一番嫌いなところは、何も言わずにヒロインを列車から出して伯爵任せにするところ、そしてヒロインのカバンに詫びのつもりで小切手しのばせているところ。あれだけ嬲っておいて小切手を渡してさよならだなんて、これじゃあ本当に娼婦扱いじゃん。まじクズヒーロー。ヒロインのラストの行動は、理屈はわかるもののうーんという感じで、総評は「あんたらお似合いだよ」でしかなかったです。
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こういうロマンス系の小説郡をあまり読まないので手にとってみた一作。
メロドラマにおけるベタを楽しむものなんだろうけど、だめだ、私には。おそらく向いてない。笑
「泥棒猫」なんて単語、久々に見てびっくりしちゃったよ。笑
「いや、それはないだろ」って頭の中で突っ込んで読んじゃうので純粋に作品世界を楽しめない。そしてメイン二人のすれ違いにつぐすれ違いにイライラする!笑
でも作者の方の筆力は感じた。
(2016.1.30) -
うーん・・・ヒーローは嫌いじゃないんだけど、ちょっとヒロインが独善的に感じて、あんまり・・・いくらなんでも、自分だけで完結しすぎじゃないか?ソーニャ文庫の一作目のやつは結構好きだったから、残念。