最愛の花 (ソーニャ文庫)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 68
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781695716

作品紹介・あらすじ

病弱な公女ソフィアと、周囲から忌み嫌われていた従騎士ドラーク。追いやられた"廃宮"で出会った二人は、やがて惹かれあっていく。だがある日突然、引き離されることに。「必ず戻る。それからは二度と離れない」そう誓うドラークだったが、六年後に再会した彼は、有能な騎士となり、ソフィアの妹の夫となっていた。それなのに、彼は強引にソフィアを組み敷き、欲望を放ってきて…。「あなたは何も知らなくていい」と告げ、ソフィアを抱き潰すドラークの真意は!?

感想・レビュー・書評

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  • 最初はヒロインもヒーローも恵まれない環境で、とても悲しいながらも二人が惹かれあっていく姿に引き込まれていきます。
    やがて二人は引き離されるのですが、そこから話は怒涛の展開になり、面白みが増します。
    基本、ヒロインには辛い展開が続くので、前半は読むのも辛く、涙を誘われます。
    ストーリーはとても良く作り込まれていると思いますが、その分性描写は必要なのかな、と思うことも。
    無理やりな性描写はソーニャ文庫の執着愛らしさを出しているのでしょうが、話の流れとしてはなくても良かったと思います。
    ヒロインが不遇すぎるが故にもう少し愛ある性描写だと読む側も救いがあって良かったのではないかと。
    また最後が少しダラダラとした終わりで、二人は心ともに結ばれますが、あまりスッキリとした終わりではなかったのももったいなかったです。
    ありえないお話ですが、そこを踏まえれば面白い設定でストーリーは良かったです。

  • うわぁ、ヤんでるわぁなんて思いながら読み始めたんだけど、ヤんでるというより辛抱たまらん!的な激情によるものでしたわ。ヒーロー、ヤンデレかと思ったのに←いや、ヤンデレてましたけどね(笑)ヒロイン異母妹の最期はなんというかあっけなく、継母は根の腐ったような女性で性悪。父王も賢弟に負い目を感じてろくでもないことやらかしてるし。賢弟であり、ヒーローの養い親となった王弟にしばし政は任せてハネムーン兼ねた視察に行ってらっしゃいませ。そのうち志半ばで帰国すると思うの。だって、ヒロインすぐさま妊娠しそうだし(笑)

  • ティーンズラブ。蔑まれていた者同士が惹かれ合い、別れさせられ、結ばれる話。文章が綺麗で、すれ違いを経てハッピーエンドへ向かう様は読んでいて気持ちよかったです。

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