放蕩貴族の結婚 (ソーニャ文庫)

著者 : 秋野真珠

• イースト・プレス (2018年11月2日発売)

作品紹介・あらすじ

とある事情から、仮面をつけて人目を避けるように暮らしていたジョアンナ。

だが父が亡くなり、遺言に従い結婚することに。

相手は、遊び人として有名な公爵家の嫡男ディレストだった。

困惑するジョアンナだが、家のために受け入れる。

一方ディレストは、結婚式でも仮面を取らず、そっけないジョアンナに苛立ちを覚えていた。

式の後、すぐに領地へ戻ろうとする彼女に、初夜を要求する彼。

巧みな愛撫でジョアンナを翻弄し、彼女の感情を引きだそうとするが……。



女好きの貴公子×仮面の令嬢、結婚から始まる恋の攻防戦!?

感想・レビュー・書評

[lovenovelsさんの感想 · 2022年2月19日]

唯一の家族だった父を失い、誰にも頼ることができなくなったように見えるジョアンナ。周りの人は大切にしてくれているし、ジョアンナも慕っているけれど素顔すら見せられないというのは気が抜けなさそう。そんな中で、最悪にも思えたディレストとの結婚はジョアンナにとっていいことだったのかも。ジョアンナの気持ちを無視しているようにも見えるディレストが、実はジョアンナのことを第一に考えているのが伝わってくるし。大切にするだけでなく、ダメなことはダメだと言ってくれるディレスト。ジョアンナが頼れる相手ができたのがよかったと心から思った。

著者プロフィール

「2021年 『成り上がり陛下に閨の手解き(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」