裏切りの騎士と呪われた皇女 (ソーニャ文庫)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781696980

感想・レビュー・書評

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  • やはりあれは出来レースだったかと、終盤まで読んで納得。
    (何のことかまでは割愛)
    最初から思い合ってはいるけど、皇女さまは愛した人に騙されたと思っているのと、ずっと隠し続けていた国の秘密の件があり、騎士さまは騎士さまで皇女さまを騙した負い目、そして想いを返してもらえるはずがないという思い込みがあって、決定的にすれ違っている二人。
    特に彼の方の真意が見えなかったので、随分やきもきはした。
    どう見ても皇女さまのことが好きなのに、騎士としては行動がちぐはぐというか。
    終盤で彼がある人から拝命していたことと、そして後書きにあった「重すぎる愛」でようやく納得した。
    彼の裏切りは一件だけではなかった。
    まさかの相手すら裏切るほど、一途だったのだなと。
    最初から、彼の主は皇女だったのだなと。

    皇女さまが抱えていた秘密は、放置すれば国が滅びるほどのことだというのは、割と初期から察することができる。
    そのため、果たしてこの話だけで解決するのかと思って心配したが、寧ろ解決した上で、更に皇女さまにかけられた呪いすら吹き飛ばす展開には本当に驚いた。
    驚いて、ようやく安堵できた。
    これで皇女だけでなく、この国にかけられていた呪いも解けたのだなと。
    かつての身分にはもう戻れなくても、それ以上にかけがえのないものを手に入れられたハッピーエンドだったと思う。
    皇女さまにとっても。
    そして、騎士さまにとっても。

  • 国を失い、家族を失い、信じていた人にも裏切られたオデット。何もかも失って、これからどうすればいいか分からないオデットが、ユリウスと関わるうちに少しずつ変わっていくのが伝わってくる。自分やユリウスの立場や、呪いのこともあり、中々素直になれないところもあるけれど。皇女として育ったオデットが普通の暮らしに慣れていくのは、オデット本人も楽しそうに見える。今まで色々なことを我慢していた分、ユリウスと平穏に暮らしていって欲しい。

  • 面白かった♪\(^o^)/これはソーニャではないですね(笑)。“純愛”でした(*´꒳`*)。“呪い”のスパイスも…幸村様な美麗な絵も…全てが素敵でしたっっ‼︎心根が優しいが素直になれないヒロインを愛しく見守っていくヒーローに萌えました(o´艸`)
    【番外編】『辿り着いた場所』★4ヒーローの故郷へ向かう深窓の姫だったヒロイン……予想以上の大変さで、自分の判断ミスで死んでしまうんじゃないかと改めて怖がるヒーローにニマニマが止まらず読了(o´艸`)♪

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著者プロフィール

2017年よりWebサイト上で小説の投稿を開始。2019年『処女が重い! ~一夜からはじまる上司とのアブナイ関係~』にてデビュー。

「2019年 『処女が重い!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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