社会のイメージの心理学: ぼくらのリアリティはどう形成されるか (セレクション社会心理学 5)

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  • サイエンス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781906959

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  • 20100519
    社会的現実の形成について。この世には物質的現実(リアルリアリティ)と、社会的に共有されている現実(social reality)とがある。何が重要かって、両者が乖離したときには「物質的現実」からの痛烈なしっぺ返しが来ること。「ある事件が起こった」ことを、遠く離れた地にいながらあなたはどうして知るのか? なぜ社会の成員が物事を一様に捉えるようになるのか? これらを語るうえではメディアの効力や人々の現実感共有志向などへの理解が欠かせない。これらはまさに今この瞬間も、私たちの現実認知に影響を与え続けているのだ。

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著者プロフィール

池田 謙一(いけだ けんいち) 同志社大学社会学部・大学院教授。博士(社会心理学)。東京大学文学部卒業,東京大学大学院人文社会系研究科教授などを経て,2013年より現職。編著書に『統治の不安と日本政治のリアリティ』(木鐸社,2019),『「日本人」は変化しているのか』(編著,勁草書房,日本社会心理学会第20 回出版賞),The International Encyclopedia of Political Communication, 3 Volumes(2015, Wiley-Blackwell),Social Network & Japanese Democracy(Routledge, 2011)他,著書・論文多数。

「2022年 『日本人の考え方 世界の人の考え方Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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