チ-ムワ-クの心理学: よりよい集団づくりをめざして (セレクション社会心理学 24)

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  • サイエンス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781912066

作品紹介・あらすじ

社会心理学で再び脚光を浴びつつある集団研究の成果を踏まえ、「個人」「集団」を超えた優れたチームワークを発揮するための様々な方法を指南。ビジネスマンやスポーツ関係者にも役立つ知見を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 1680円購入2010-01-21

  • 数少ないチームワークの研究書。チームワークについて網羅的に書かれている。まだまだ解明されていない事象もある。2010年11月26日の「ロジカルチームワークシンポジウム」で本書が紹介されていた。

    目次
    1.チームワークとは何か
    2.チームワークを可視化する
    3.チームワーク発達論
    4.チームワークの効果性ーチーム・プロセスへの影響
    5.優れたチームワークを育むには
    6.チームワークの社会心理学的研究のこれから

  • 図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」

    クラブ・サークル名 アメリカンフットボール部

    請求記号:361.3/Ya
    所蔵館 2号館図書館

  • 似たタイトルでもビジネス書には経験だけに基づく根性論のものも少なくないのだが、本書は、既往研究のレビューが充実しており、様々な知見を逐一アカデミックな研究成果と接続して解説してくれている。

    特に、チームワークの相乗効果の成果を測定することの難しさ、心理学者たちの様々なトライアルについての丁寧な記述は、パブリックスペースやコラボレーション環境の設計をする建築デザイナー・研究者として大変示唆に富む内容であった。

  • これも総合病院精神医学会で聞いた本である。「チームマネジメント」の著者の古川氏と一緒に仕事をされている著者の様で少し内容がかぶっていた。2冊続けて読むことで、チームについて現在の社会心理学で研究がどのようにされているか、そして現時点での成果について知ることが出来た。一言でいうと、「的確なチーム目標の設定と適切な人材を配置するチーム・デザインをベースに、チームの活動過程においては、チームのコンピテンシーを高め、各自のリーダーシップを引き出すように働きかけるリーダーのコーチングを軸にしてチームづくりを行うチーム・マネジメントが優れたチームワーク育成の鍵を握っている」と。

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著者プロフィール

1991年,九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。1997年,博士(教育心理学)。現在,九州大学大学院人間環境学研究院教授。
主要著作に,『経営とワークライフに生かそう! 産業・組織心理学〔改訂版〕』(共著,有斐閣,2020年),『産業・組織心理学』(放送大学教育振興会,2020年),『高業績チームはここが違う―成果を上げるために必要な三つの要素と五つの仕掛け』(共著,労務行政,2019年),『〈先取り志向〉の組織心理学―プロアクティブ行動と組織』(共編,有斐閣,2012年),『チームワークの心理学―よりよい集団づくりをめざして』(サイエンス社,2008年)など。

「2020年 『組織と職場の社会心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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