- Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781914831
作品紹介・あらすじ
本書はプログラム意味論を初めて学ぶ学生のための入門書である.本書で扱う意味論はプログラムに対して数学的な意味を与えることにより,プログラムの動作についての厳密な議論を可能にする.適宜演習問題を配置するなどわかりやすく工夫された教科・参考書.
感想・レビュー・書評
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【理学部情報科学科】ベストリーダー2024
第8位
東京大学にある本はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=2003524427詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で借りた。
プログラムを論理式に変換し、正当性すなわち意味解析の概要を学ぶことができる本。
プログラム意味論って言葉がイマイチピンと来てなかったので、借りた。たった100頁の非常に薄い本だが、知識としては非常に濃い。目的ピッタリに学ぶことができた。満足。 -
【書誌情報】
『プログラム意味論の基礎』
シリーズ:ライブラリ 情報学 コア・テキスト 11
著者:小林直樹(東京大学教授)
著者:住井英二郎(東北大学教授)
定価:2,090円 (本体:1,900円+税)
難易度:入門
発行日:2020年8月10日
発行:サイエンス社
ISBN:978-4-7819-1483-1
サイズ:並製A5
ページ数:128ページ
本書はプログラム意味論を初めて学ぶ学生のための入門書である.本書で扱う意味論はプログラムに対して数学的な意味を与えることにより,プログラムの動作についての厳密な議論を可能にする.適宜演習問題を配置するなどわかりやすく工夫された教科・参考書.
〈https://www.saiensu.co.jp/search/?isbn=978-4-7819-1483-1&y=2020〉
【目次】
「ライブラリ情報学コア・テキスト」によせて(2007年11月 編者 丸岡章) [ii]
はじめに(2020年5月 著者) [iii-iv]
目次 [v-vi]
第1章 数学の予備知識 001
1.1 論理式
1.2 集合
1.2.1 集合上の関数
1.2.2 関係
1.2.3 関数
1.2.4 可算集合と非可算集合
第2章 プログラミング言語の構文 014
2.1 BNFによる構文の定義
2.2 構文解析木と文法の曖昧性
2.3 具象構文と抽象構文
2.4 構文解析
2.5 言語Wの構文
2.6 帰納的定義
第3章 操作的意味論 029
3.1 算術式の評価規則
3.2 ブール式の評価規則
3.3 プログラムの評価規則
第4章 プログラムの性質に関する推論 038
4.1 プログラムの仕様に関する表明
4.2 プログラムの正当性の証明
4.3 ループ不変条件とループ変動式
4.3.1 ループ不変条件
4.3.2 ループ変動式
第5章 ホーア論理 048
5.1 ホーア論理の表明
5.2 部分正当性{A}c{B}の推論規則
5.3 ホーア論理の健全性と相対完全性
5.4 プログラムの半自動検証へのホーア論理の応用
5.5 完全正当性のための推論規則
第6章 表示的意味論 061
6.1 算術式の表示的意味
6.2 ブール式の表示的意味
6.3 プログラムの意味
第7章 λ計算 067
7.1 構文
7.2 代入と簡約
7.3 λ計算の表現力
7.3.1 基本データの表現
7.3.2 直積と直和
7.3.3 再帰と不動点演算子
7.4 簡約戦略と関数型言語
第8章 型つきλ計算 081
8.1 単純型つきλ計算
8.2 型推論
8.3 ML多相
参考文献 [095-096]
演習問題の解答 [097-112]
索引 [113-115] -
請求記号 007.64/Ko 12