化学結合の基礎

著者 : 松林玄悦

• 三共出版 (1995年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、化学を志望する学生はもとより理学系・工学系あるいは医学・薬学系の学生が化学の基礎としての化学結合について学ぶため、1セメスター・半年間の化学の学習に役立つように書いてある。

感想・レビュー・書評

[masasa3さんの感想 · 2008年8月20日]

一回生の専門基礎、化学概論の教科書。ちょっと知ってる人なら分かるように上手に書かれている。今回、院試で無機化学を勉強するのに使ってみた。コットンでは、原子価結合法の挿絵がなくて直感的に混成軌道がイメージしづらいが、本書では原子価結合を通じて混成軌道・構造・磁性がイメージしやすく理解が容易だ。ちなみに、マクマリーではsp3軌道・sp2軌道・sp軌道のs性は２５％・３３％・５０％と書いてあるけど、シュレディンガー方程式を解いてえられる解は異なるようですよ。