バベルの塔 (至光社国際版絵本)

著者 :
  • 至光社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783403166

作品紹介・あらすじ

空にに届く塔をつくり、神のようになろうとする王さま。そこで神は、人々の言葉を混乱させた。人間の傲慢さがまねいたものとは…。 現代文明が抱える課題への旧約聖書からのメッセージ。待望の復刊。

感想・レビュー・書評

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  • 天を突く高い塔を造らせて、神になろうとした王。 神をも恐れぬ地上の民。 神の怒りにふれた人々は、互いの言葉が通じなくなり、混乱のなか土地を追われ、遠い荒れ野へと散っていくのだった・・・。旧約聖書の「バベルの塔」の逸話を壮麗な絵と語りをとおして、「神様とは?」を問いかけられる絵本。

  • かすや 昌宏 (イラスト), 佐久間 彪 (著)

  • 画家のかすや昌宏さんは、光村図書の教科書掲載の「ごんぎつね」(切り絵風のもの。淡い水彩のバージョンは黒井健による。)、「やまなし」の挿絵を描いた人。特に表紙の青の発色が綺麗。人びとの服装なんかは、裏付けがあるのか微妙なところ…国や時代は明確には読み取れないように描かれている。
    文章のリズムがとても良い。調べると、カトリックの神父(2014没)だったよう。言葉を扱う生業をしていた人らしい、シンプルで、リズムに満ちたテキストだった。
    横長大き目の本で、読み聞かせしやすそう。ただし、至光社「ひかりのくに」の単行本化であるので宗教色は否めない。
    2017年4月に、都美で展示会「バベルの塔」が開催された影響で読まれたものと推察される。

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