白石公子詩集 (現代詩文庫 第 1期161)

著者 :
  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783709329

作品紹介・あらすじ

既刊詩集の全て、数多くの未刊詩篇を収録。主要詩論、クリティック、エッセイなどを収録。多彩な書き下し作品論、詩人論を併録。

感想・レビュー・書評

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  • かつて好きだった詩は好きでかつてたいして好きでなかった詩はやはり好きではなかった。卒論を見てくださった白石先生、お元気なのだろうか。
    くぎり、故郷のために、スケバンだったしーちゃん、ブタの頭、市ヶ谷抄、あたりが好きである。
    自分は数年間市ヶ谷に住んでいたこともあり、市ヶ谷抄には泣かされる。昼間の明るくのんびりした靖国通りを思い出すが、そこに右側と左側が存在するなんて全く想像できなかった。白石先生がDANという店を幸福のうちに失ったのと同じように、自分も行きつけの店を甘やかな感傷のうちに失ったことを思い出す。

  •  この詩集は、思潮社の叢書たっだ女性詩の現在の第2巻「ラプソディ」に収められた「くぎり」から始まる。当時、この詩にはまってしまった。彼女が描く、君とぼくとの物語。なんて正しいのだろうといつも思いながら、最後の4行にたどり着くのだ。
     僕が描く君と僕の物語は、彼女が描く君とぼくの物語のまわりを、いつまでも廻っているだけのようだ。

  • 白石公子はなつかしい。

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