斎藤恵子詩集 (現代詩文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783710257

作品紹介・あらすじ

目に見えぬものたちに


イヌになったわたしは
 う おん
ちいさくほえ
根もとを前脚でほりさげる
わたしの眼に
やにのような泪がうかんでいる
(「感傷」)

「彼女の作品のどの一篇にも、むずかしい詩語、こみ入った比喩、思わせぶりな言いまわし、持ってまわった構文は、まったく無い。それなのに一読、読者は目くるめく謎のまっただ中に抛りこまれる」(高橋睦郎)。第1詩集『樹間』の鮮烈な登場から『無月となのはな』(晩翠賞、日本詩人クラブ新人賞)をへて、これまで6冊の詩集によって、その存在を際立たせてきた詩人による初めての選詩集。解説=粟津則雄、岡井隆、粕谷栄市、三浦雅士、池井昌樹、杉本真維子

著者プロフィール

1950年岡山県生まれ。岡山大学法文学部史学科卒業。企業勤めを経て2008年から2014年まで私立高校講師。詩人。エッセイスト。日本文藝家協会会員、日本現代詩人会会員、日本詩人クラブ会員。岡山県詩人協会会員。詩集『樹間』『夕区』『無月となのはな』(第50回晩翠賞)『海と夜祭』『夜を叩く人』『熾火をむなうちにしずめ』。岡山市文化奨励賞、岡山芸術文化賞グランプリなど受賞。そのほか著書に『九津見房子、声だけを残し』(みすず書房、2020)。

「2020年 『九津見房子、声だけを残し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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