ギンズバーグ詩集 増補改訂版

制作 : 諏訪 優 
  • 思潮社
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本棚登録 : 194
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783724216

感想・レビュー・書評

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  • 個人的には「吠える」よりも「カディッシュ」の方が好み。

  • 詩集。ビート詩人と言われた人の詩集。薬、母のナオミ、など、人間の原点に戻って考える必要背のある内容。ちょっと読みにくいが、内容が過激。

  • やっぱり詩って読めないんだなぁ・・・なんでこんなに頭に入らないんだろう?!
    そんな漠然とした状態でも感想ひねり出してみると、ギンズバーグって正直惹かれなかったなぁ・・・。個人的にビートニク系の雰囲気って苦手なのかも。

  • 少なくとも、今の時代感覚ではない(といっても、読んだのは20年ぐらい前だけど)。

    でもきっと、もう一度ピタッとこの感覚がはまる時代がくるように思う。。

  • この一冊でギンズバーグという詩人が解った気になった。

  • やっぱギンズバーグかっこ良かった!!

  • アレン・ギンズバーグは、13年前の1997年4月5日に70歳で亡くなったアメリカの詩人。

    「僕は見た 狂気によって破壊された僕の世代の最良の精神たちを 飢え 苛立ち 裸で 夜明けの黒人街を腹立たしい一服のヤクを求めて のろのろと歩いて行くのを」

    1955年に発表された350行からなる詩集『吠える』の冒頭の一節ですが、その後に出た長編詩『カディッシュ』も含めて、今までの既成の詩や詩集の概念を木っ端みじんに打ち破ったものとして、衝撃的でした。

    詩とは情景や感情を表現するものだとばかり思っていたのが、そうではなく、もっと根源的な、未知の領域に入り込もうとすること、目に見えないものをえぐり取るというか、本質を暴き出し、吹き出る血を塗り固め、別の何かを導き出そうとすること。

    地位も名誉も財産も人間関係も、目の前にあるのは虚飾の幻影だといって、今あるものをすべてかなぐり捨てて、その外へ出るだけでも大変な決心がいるのに、観念だけではなく身体そのものを体制からはみ出してしまうということ。

    実際に、スーツを着て大学院にいた彼は、それを脱ぎ捨てて、いっさいの世俗的な行為からもっとも遠ざかっていったのでした。

    ヒッピーとかビートニクとかビートジェネレーションなどという言葉の中に納めようと、1955年から64年頃の、その当時は大ブームを巻き起こしたような、一過性のものとして捉えられがちですが、とんでもありません、ジャック・ケルアックの『路上』や、ウィリアム・バロウズの『裸のランチ』の小説とともに、文学を趣味や職業としてでなく、生きる根源的な拠り所として見出した世界で初めての、野蛮で神聖な動向だったのだと思います。

  • 言葉をたたきつけるとは、こういうことだろうか。選ばない風に言葉が選ばれ、自由な表現が乱立している。むき出しで生きた彼らに、後の評論家たちが意味づけをしたのだろう。当時の朗読会的ライブ感そのままに、マザコンおやじは美しい生を歌う。

  • 340夜

  • 正直なところビートニクの本を読んでもよう分からんのよね。
    バロウズも数冊読んだけど内容覚えないもんな。
    ドラッグとか精神病とかそういう退廃的なものを詰め合わせた難解な書物という印象。
    青年がスノッブ気取るにはいい餌になるんだろうけど、おっさんになるとそれも難儀な話であって。
    詩ならどうよ?ってことで読んでみたのだが、小説よりは懐が深いかなと思った。
    入り口としては最適かと。
    そんなに読む人を選ばない。
    ま、相変わらずドラッグがどうのってことを書いているんだけどさ。
    でももうお腹いっぱいかな。
    読んでて疲れた。
    まあそれなりに読む価値はあると思う。

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