半島の地図

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  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783731405

感想・レビュー・書評

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  •  こんなに色っぽい詩は初めて。「性」がこんなにも豊かなイメージで言葉になってしまうのにただ驚くばかり。詩を読みながら「うるおってゆく」。(「いく」ことはないが・・・)。著者の言うミズシマという名の半島が、私にはどうしても子宮に思えてしまう。水(ミズ)のイメージといい、くびれた島の形といい・・・。
    この詩の中での、私の好きなフレーズ

     「地図のように、
      傷のように、
      中なのか外なのかわからないわたしに刻みしるされていく」                      (「夏の獣」より)

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著者プロフィール

福井県小浜市出身、東京在住。最新詩集『やがて魔女の森になる』(思潮社)。他に、詩集『半島の地図』(第10回山本健吉文学賞)、『Tiger is here.』(第46回高見順賞)など。いくつかの大学で非常勤講師をつとめているので、二〇二〇年度春いきなり遠隔授業をしなければならなくなって大変だった。大学によって方針もシステムも微妙に違うのがしんどい。「空気の日記」の頃は渋谷区神宮前に住んでいた。二〇二二年一月世田谷区に転居。

「2022年 『空気の日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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