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- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783737643
作品紹介・あらすじ
シスターフッドの未来
もう知らない誰かに勝手に使われたり奪われたりしなくていい
かわいいとか幸せそうとかおもわれなくてもいい
わたしがわたしじゃなくたっていい森の
秘められた水の辺にはわたしかもしれないひとたちがいる
(「世界が魔女の森になるまで」)
あなたはもうひとりのわたしなのかもしれない。だからこれはひとりの、わたしたちの声。話題となった「世界が魔女の森になるまで」(「早稲田文学増刊「女性号」」初出)を収録。高見順賞受賞の『Tiger is here.』以後、着実な歩みを見せる新詩集。装画=イケムラレイコ 装幀=白本由佳
感想・レビュー・書評
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諦めているようで力強く
怒っているようで優しい
異議申し立ての美しいことば
そうだね何もしなくても林檎で桃色の頬だった頃は
大人になるって体がおおきくなることだと思ってた
ばらばらになることだなんて思ってなかった
指も唇も頬もあそこもじぶんのものなのに
少しずつじぶんじゃない誰かのもの
(p.64)
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