朝鮮半島の新ミレニアム: 分断時代の神話を超えて

  • 社会評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784502738

作品紹介・あらすじ

韓国と北朝鮮は平和の時代を創れるのか?そして日本は?南北首脳会議の実現で、民族統一にむけて新たな時代を切り拓いた韓国と北朝鮮。南北分断と朝鮮戦争以後、半世紀にわたって形づくられた南と北の偶像と神話を越えて、人間らしい生が具現される新たな民族共同体の形成として統一を展望する韓国知識人の最新評論集。

著者プロフィール

1929年、平安北道の雲山郡北鎮面で誕生。1950年に国立海洋大学を卒業後、慶尚北道安東市の安東中(高等)学校の英語教師として勤務中に朝鮮戦争が勃発。直ちに陸軍に入隊し1957年まで服務した。1957年から1964年まで合同通信社外信部記者、1964年から1971年まで朝鮮日報と合同通信社の外信部長を歴任。1972年から漢陽大学の文理学部教授兼中国問題研究所の研究教授として在職中に朴正熙政権により1976年に解職される。1980年3月に復職したが、同年夏、全斗煥政権により再び解職され、1984年の秋に復職した。1985年に日本の東京大学社会科学研究所と西ドイツのハイデルベルクのドイツ連邦教会社会科学研究所で、それぞれ一学期ずつ共同研究に参加した。1987年にアメリカのバークレー大学の正式副教授として招聘され、『平和と紛争』特別講座を担当し、講義を行った。1995年に漢陽大学の教授を定年退職した後、1999年まで、同大学の言論情報大学院待遇教授を歴任した。2000年末に脳出血で倒れ、回復後は著述活動を自制しながらも持続的な社会参加と進歩的発言を続け、対談形式の自叙伝『対話』(2005)を完成した。2010年12月5日、肝不全で死去。
著書に『転換時代の論理』(1974)、『偶像と理性』(1977)、『分断を越えて』(1984)、『80年代の国際情勢と朝鮮半島』(1984)、『ペトナム戦争』(1985)、『逆説の弁証』(1987)、『歴程』(1988)、『自由人』(1990)、『人間万事塞翁が馬』(1991)、『鳥は左右の翼で飛ぶ』(1994)、『スフィンクスの鼻』(1998)、『半世紀の神話』(1999)など、日本語に翻訳された『分断民族の苦悩』(1985)、『朝鮮半島の新ミレニアム』(2000)がある。編訳書には『8億人との対話』(1977)、『中国白書』(1982)、『10億人の国』(1983)。晩年には、主要著書と未発表の原稿を集大成した『李泳禧著作集』(全12巻、2006)がまとめられ、『対話』(2005)、『希望』(2011)とともにハンギル社から刊行された。

「2019年 『対話 韓国民主化運動の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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