接続の微分幾何とゲージ理論

著者 :
  • 裳華房
3.45
  • (3)
  • (0)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 78
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785310585

作品紹介・あらすじ

最近高まってきた接続に対いる広い関心は物理学におけるゲージ理論に負うところが大きい。ゲージ理論が純粋数学として発展し、4次元トポロジーに応用されるにおよんで、接続の理論は多様体の研究に必須のものとなり重要な道具となってきた。本書は、接続の理論とその応用としてのゲージ理論の初歩を数学の立場から解説したものである。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まず、幾何学が物理寄りになることを思いました。

    それから、微分の記号をdやDや∇としていたことがどういう使い分けをしていたのか分かりませんでした。

    内容は少し難しそうでしたし、ちょっと実際にもわからないことがありましたが、同じ著者による『曲線と曲面の微分幾何』がわかれば、ついていけると思います。

    最後の方は駆け足で読んでしまいましたが、じっくりかけて読むのに、相応しいと思います。

    私としては特性類の話が面白いと思いました。

  • 電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000077157(学外からのアクセス方法:1.画面に表示される[学認アカウントをお持ちの方はこちら]をクリック→2.[所属機関の選択]で 神戸大学 を選んで、[選択]をクリック→3.情報基盤センターのID/PWでログイン)

  • 学部上級レベル。

    個人的には「共変微分を接続とも呼ぶ」とこんだけ勉強してきて、このことが当たり前に書かれていて、嬉しいやら恥ずかしいやら。

    • corpusさん
      私も接続の意味が共変微分のことを知ったのは収穫だったのですが、その後、特に強調もされずに、接続だけが先走っていて正確に理解できたとは思いませ...
      私も接続の意味が共変微分のことを知ったのは収穫だったのですが、その後、特に強調もされずに、接続だけが先走っていて正確に理解できたとは思いません。ただ曲率と関係するというところだけをみつけました。
      2023/06/25
全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

カリフォルニア大学名誉教授、Ph.D.。1932年 山梨県に生まれる。東京大学理学部卒業。プリンストン高等研究所研究員、マサチューセッツ工科大学研究員、ブリティッシュ・コロンビア大学助教授、カリフォルニア大学バークレー校助教授・副教授・教授などを歴任。2012年逝去。主な著書に『曲線と曲面の微分幾何(改訂版)』『微分積分読本』『円の数学』(以上 裳華房)、『複素幾何』『顔をなくした数学者』(以上 岩波書店)、『ユークリッド幾何から現代幾何へ』(日本評論社)などがある。

「2023年 『接続の微分幾何とゲージ理論(新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林昭七の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×