作品紹介・あらすじ
理工系向き教科書『線形代数入門』(ISBN 978-4-7853-1053-0)の執筆者による併用演習書である。
線形代数の用語や定理などの要点を「まとめ」として30頁にまとめ、続く演習では例題とその類題を見開き2頁となるように工夫してある。
巻末の付録では、質問箱や数学の他の分野と線形代数との関わりなどの記事を載せた。
感想・レビュー・書評
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行列演算の演習書。
固有値、固有ベクトル、内積、正規行列と二次形式で終わっている。
物理現象の例題があると、ちょっとはやる気になったかもしれない。
現代制御理論で固有値,固有ベクトルを求める必要があったので,基礎を確認する上で演習問題をやってみました。
最期にMathematicaを使う話があった。
自分が最初に勉強したときは,そんな道具なかったのにと残念に思う。
著者プロフィール
山形大学名誉教授、理学博士。1938年 宮城県生まれ。東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科修士課程修了。東北大学助手・講師、大阪大学講師・助教授、山形大学教授などを歴任。主な著書に『位相入門』『線形代数通論』『常微分方程式』(以上 裳華房)、『魔方陣』(日本評論社)、『変換群とコボルディズム論』(紀伊國屋書店)などがある。
「2020年 『集合と位相(増補新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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