リー代数入門: 線形代数の続編として

著者 :
  • 裳華房
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本棚登録 : 51
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784785315238

作品紹介・あらすじ

リー群およびその表現は、さまざまな現象の対称性を記述し、数学的構造の本質を見抜くための重要な道具であり、数学のみならず、物理学にとっても欠かすことのできないものとなっている。本書は、この知識への最短コースであり、リー代数とリー群の大事なところをマスターすることができる。

感想・レビュー・書評

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  • 計算中心なので、手を動かしながら学ぶのに適していると思います。吉川著、群と表現等の副読本といった感じでしょうか。

  • 具体例が豊富でわかりやすい本だと思うが、それでもルートの辺りから難しくなる。

  • 読み終わりました。最後の方はかなりやっつけ気味になりました。

    以下に、Amazon.comに書いたReviewを貼り付けます。

    最後まで読んでみても、やっぱり・・・ふーむっ 読んでいて、ワクワクしないのだ・・・

    数学の本で、ワクワク感を求めても・・・とおっしゃる方も多いと思いますが、何だろう・・・これって、あまりわかった気がしない(イメージがわかない)ってことかな?と思います。

    でも、佐藤肇先生のこの本には独自性があります。

    +いたずらに長く書かないで、リー代数に関する基本的な事項を線形代数と(隠れた前提として)代数の基礎的な知識をもった読者に最短距離でわからせようとしている。
    +例題や演習問題は具体的かつ、佐藤先生が丁寧に検証されたことが感じられる(誤植もほとんどありません、演習問題にはひとつ納得できないものはありました)
    +まえがきにあるように線形代数の知識のみを前提として、少し無理はあってもこれだけ薄い本で読みとおせる

    については従来の本には無かった特色です。一方、他の評者のコメントにあるように、

    △もう少し詳しく書いてもらえないと、(代数の基礎知識がないと途中で)息切れしてしまう。
    △天下りの証明については、仕方ないと思う一方でかなりギャップが大きい。
    △物理的なイメージは全くわかない。

    手を動かせば、もちろんわかりますが、読者として、書き手の工夫に感心したり、同意したり出来ない箇所がまことに多いです。
    簡潔な書き方であること、その割には話題が豊富なので手っ取り早く概要が知りたい方には良いかもしれません。

    キーポイント行列と変換群 (理工系数学のキーポイント (8))ってもっと読みたいっ!って思える書き方です。

    独断と偏見ですが、リー群論については、やはり物理学者が共著となっている本を入り口にした方が、専門家でない人にとっては吉に思えます。

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著者プロフィール

前名大

「2016年 『多様体のトポロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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