- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785720995
作品紹介・あらすじ
すべての国民・法人に番号が!!行政機関はもとより、会社の経理・労務管理、国民生活に大きな影響を及ぼす法制度の仕組みを第一人者がわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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二年ほど積読の山に埋もれていたのを発見しました^^;共通番号法成立経緯や住基ネットや個人情報保護法との絡みなどはとても興味深く読めました。肝心の内容は条文の解釈なので、じゃあどうすれば良いのという法律の度素人の立場で言うとやや分かり難いです。重要な特定個人情報(個人番号を含む個人情報)保護については行政機関、独立行政法人、民間個人情報取り扱い事業者、民間個人情報取り扱い事業者でない個人番号取り扱い事業者に区別されて規定され、個人番号については、行政機関、独立行政法人、民間等問わず、個人番号利用事務、個人番号関係事務として規程されているようです。
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共通番号法、正式には「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」について解説したもの。仕組みについての概要は冒頭の15ページくらいで、残りは法律のほぼ逐条解説となっている。おそらく法務家のための本だと思われる。それ以外の人にはよく分かるとはとても言えない。題名にしたがって、よく分かる入門書と思って読むと面食らうことになるだろう。個々の条文についてその解釈や他の法律との関係が問題となる場合に、条文の読み方として参考になる本だろう。
共通番号法の規定は国や地方自治体の行政機関、他の公共機関に対するものが主となっている。逐条解説ゆえ、本書の記述のほとんどは行政機関に関するもの。本法の導入に従って、社会的にどんな影響があるのか、民間企業がどのような対策が必要になるのか、についてはあまり情報は得られない。 -
個人情報保護法などの読み替えもあり、とても共通番号法単独では読んでも理解できない内容を、わかりやすく説明してあり、役に立った。
この法律は、地方自治体のことはあまり深く考えていないのではとも思った。
このまま行くと、1800団体ごとに個人情報保護条例ができたように、共通番号条例ができそうだ。