- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785728991
作品紹介・あらすじ
コーポレートガバナンス・コードの2021年改訂に対応した最新版
コーポレートガバナンス・コードが定める各原則の総論的な考え方を逐条で解説したうえで、各原則がどのような背景・文脈のもとで、誰に何を求めているかを解説。2021年に改訂されたCGコードおよび「対話ガイドライン」の内容を取り込むとともに、最新の実務動向を踏まえてアップデート。
感想・レビュー・書評
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2021年6月に、コーポレート・ガバナンス・コード(以下、CGCと略す)が改訂された。CGCは2015年に策定・施行されたものである。2018年に一度改訂されているので、今回が策定・施行後、二度目の改訂ということになる。
CGCは東京証券取引所が管理している、ということは、上場企業がコードの対象となる。もともとは、国の成長戦略の一環として、企業統治(コーポレート・ガバナンス)の強化が明示され、策定に至ったものである。企業が中長期に資本生産性(ROEやROIC)等の指標を向上させ、グローバル競争に打ち勝つ強い企業競争力を持つためには、ガバナンス強化が必須であるという考え方に沿って策定・施行されている。
今回の改訂のポイントは、①取締役会の機能発揮のため、社外取締役の更なる活用が求められていること②サステナビリティを巡る課題への取り組みが求められていること、の2点であると言われている。
本書は、今回のCGCの改訂についての解説書である。非常に分かりやすく、かつ、読みやすく書かれている。実務でCGC改訂対応に携わる人には好適な本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
CGコード改訂に対する実務内容がわかりやすい。