- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785947545
感想・レビュー・書評
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“「嘘だろう 嘘だよねメーテル!!」
「これは現実よ
太陽系が…全生命もろ共…吹き飛んだ!!消滅した!!
種の起源を地球に持つ人類を恐れていた…
…「敵」が…大地を消した…母なる大地と生命の源を消した
太陽に手を加えて……」
「そんな……そんな!! こんな事になるんだったら!!
それじゃ…それじゃ…僕は…僕は…何のために999に乗って旅に出たんだ!!
地球を元の地球に戻したいと思ったからだった…
親から子…その子から次の子供へと…
生まれ出て永遠に続く命のために…」”[P.44_太陽系消失]
「太陽系消失」
「空間騎士『地獄の聖母<ヘルマザリア>』」
「トロフィーハンター」
「普通の星」
「惑星『静かな夢』」
「クイーンエメラルダス」
「考える星」
“「でも…いつかロウエルも気づく…母を倒したのがこの僕だと…
ロウエルとその妹と…戦う時がいつか来る…」
「お互いが体験を積んで……この世の道理を理解し合える時に巡り会えば…
戦う事はないわ 理性がお互いの立場を自然に教えてくれる
お互い高等生命体としての自覚があれば!!
だから…ロウエルとの再開には時間が必要なの……
その時間は私が作る…私はけっしてあなたを裏切らない!!
命ある限り絶対に!!けっしてあなたを裏切らない!!
これだけは 忘れないで 鉄郎」”[P.246_考える星]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。
「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。