- Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784785953003
感想・レビュー・書評
-
原作未読です。コミックスでも夜読むのが怖いと感じたくらいなので、多分原作なんて読めない…
なんでコミックスに手を出したかといえば、片山愁さんが作画されていたから。この方の絵が好きなのです。
大学生の「ウニ」がサークルの飲み会で出会った「師匠」に出会い、奇妙な体験をする。
こんな怖い話があるよー…と話を振られて、「ウニ」がホイホイと誘われていく。そして奇妙な体験・恐ろしい体験をする。その体験の描写もぞくりとさせられますが、それ以上に何の解決もなく話が終わるのが、一番怖いのです。
10円玉が巡り巡っているというお話が一番気に入りました。面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズの朗読さんを薦められて知ったんですが、あれよあれよと単行本になったと思ったら、コミカライズが片山先生だというではないですか!なのであまり元ネタは知らないんですが、これも何かの運命とコミカライズは購入。
しかしホラーです。
ミステリは好きだけど、正直ホラーはそこまででもないのです。むしろ苦手なものもあります。
でもホラーだからこそ、文章や音やましてやビジュアル化するのは、よほど上手くしないと本来の「雰囲気」や「恐怖感」が全く変わってしまうので難しいジャンルだと思います。
特に元ネタありきのコミカライズとなると、見せ方や描き方、間の取り方など全てにおいてかなり考えて構成しないと「え、何が怖いの?」とか「え、どういうこと?」とか拍子抜けしてしまうリスクが非常に高いのではないかと。
片山先生の絵でホラーとなると、一見読みやすそうなので、自分もうっかり普通に読み進んでしまいますが、ふいに一気にぞわりとくる。そのもの自体の描写による怖さとかは別として、この「ふいに感じる恐怖感」「何だかわからないけど背後がゾワっとする感覚」がホラーの醍醐味。…久しぶりに味わってしまいました…さすがです…(震)。
今はまだ序の口なんだろうなと思うと、楽しみなような、どこまで自分が耐えられるのか不安なような…。
ちなみに自分は9時側でしたが、霊感ゼロだと思います。 -
チェックを怠っていたらいつの間にか青年誌でホラー描いてらした・・・
片山さんの描く爬虫類ぽい顔がすごい好きです。 -
原作は途中(MCDあたり)まで既読で、序盤はハマりたての頃に散々読み返していて筋を覚えていたのですが、それでも面白かった。
最後の片目を閉じる人の集まりとか、引き攣り傷の顔とか、じとっとした視線の描かれ方が好みです。