- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787231307
作品紹介・あらすじ
尻振り祭り、寒中みそぎ、くらやみ祭り、泣き相撲、けんか祭り……土地の人々に親しまれ、育まれ、深く根ざした祭り──それはもはやその土地の色であり、匂いであり、温度であり、生活である。各地で連綿と受け継がれている奇祭の数々を紹介する。
感想・レビュー・書評
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掲載されているお祭りは、いずれも紹介文だけで首を傾げたくなるような奇妙なものばかり。ただ、記述は真面目なので、エンタメとしての面白みには欠ける。
なんぼか知っていたけど(「飛鳥おんだ祭り」「一夜女官祭り」)、実際に見たことはないや。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本にはいろいろな祭りがある。見る側からしたら奇際に見えても行っている人たちにとっては重要なことだ。発行されたのは1996とかなり昔だが参考にはなる。
あのクレヨンしんちゃん顔負けの尻振りをして豊年を祝う祭りを行っている場所がある。それは、北九州市小倉南区井手浦。東大野八幡神社の宮司により行われる。宮司を中心して3人が尻振りを行う。不思議な祭りがあるものだ。
遺跡で有名な奈良県明日香村でも祭りがある。その名は、飛鳥おんだ祭り。男女がもつれ合い豊穣を祈る。ゆらいに関する記録がなく、ただ分かるのは、昔から地元の農民たちが性と豊穣をつなげていることだそうだ。昔は性におおらかな時代があったのでさもありなん。
その他にも、顔に墨を塗ったり、牛鬼を登場させたり、提灯をぶつけあったりといろいろなやり方で祭りを行っているところがある。日本は多様な文化を持っていることが改めて分かる。