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- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787231888
作品紹介・あらすじ
人々の関心がより内面的なものへと向けられていった大正期に登場した知識人たちは、明治に輸入・翻訳された「恋愛」に何を見たのか。厨川白村の恋愛結婚論をはじめ、いまは忘れられた大正知識人たちの恋愛論を主軸に大正恋愛論の可能性と帰結を考察する。
感想・レビュー・書評
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大正時代の恋愛観を、明治から始まって厨川白村に集大成する新しくも保守的な恋愛・セックス・結婚の三位一体説と、それを乗り越える高群逸枝という構図で鮮やかに描き論じる一冊。
読みやすく明快な論述、今日までを見通す視野の広さ、質量ともに過不足のない明治から大正までの恋愛通史。読んで面白く、学んで余りある引用。
大正史を扱う人は必読である。また、恋愛について考える人には是非一度は通読して頂きたいような一冊である。あまり有名ではないが、読んで損はない、申し分のない名著である。
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