- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784787274045
作品紹介・あらすじ
いま、アニメが爆発している。あの『進撃の巨人』や『君の名は。』を筆頭に、『ちはやふる』『3月のライオン』『弱虫ペダル』『ラブライブ!』などの人気作、『ドラゴンボール』ほかのロングセラーと、アニメ番組を見ない日はない。日本のアニメは国際的な人気を築き上げている。
それらの作品の声のスター=声優も大ブームだ。声だけではなく、歌ったり舞台に出たり、フォトブックを出版したり、テレビに出たりアニラジに出演したりするなど、あらゆるメディアで活躍している。
世界中が日本のアニメに熱狂するのはなぜか。声優ブームとマルチタレント化の関係は? アニソンが音楽特区になった理由は?
深夜アニメから劇場版までを時間を惜しんで見続けている成果を、アニメ愛を込めてメディア視点で語り尽くす。
感想・レビュー・書評
-
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/763085 -
去年出版された本だけあって情報が新しい。この業界の表事情も裏事情も事細かく書かれていて十分に読み応えあり。今や人気声優の宮野さんや林原さんも最初のころは苦労したのだなあと。タイトルの「90分でわかる」は何だろう? この本、内容が濃いのでとてもじゃないが90分では読めない。
-
最初に言っておくと、自分はこの本を90分では読めなかった。
タイトルとしては、アニメや声優業界を目指す人に向けた内部の人が書いた本と思ったけど、特にそんなこともなく、人気の声優や海外でのアニメ人気と著者の好きなアニメについて語っている本というイメージ(著者はデザイン専門学校の非常勤講師)。
ソースがメディアなので、特に目新しい情報というものはなかったけど、それなりにまとまってはいたんじゃないかと思う(ちょっと偏りもある気がしたけど)。
ただ、青二プロダクションの基本理念の「優れた声優は優れた俳優でもある」という言葉をとりあげて、逆から読むと優れた俳優は優れた声優という理論になるなんてことを言ってるときは本を放り投げそうになった。後件肯定だろそれは。逆の意味わかってるのだろうかこの人は。
にしても、声優プロダクションに所属してもレッスン料は自腹だとしって大変だなと思った。経費にはなるだろうけど。
それにしても、パリのケレー通りという場所が興味深い。もとは家具職人の通りだったらしいけど、今はアニメグッズやマンガ、フィギュア、コスプレグッズなどの専門店が並ぶ通りとなっていた、通称オタク通りと呼ばれているらしい。日本では電気街がオタクの街になっていったけど、フランスでは家具の街がオタクの街になったということか。この違いはちょっと面白い。
にしても、「SUGOI JAPAN Award」というイベントの名前がちょっと痛々しい。日本のすごいを世界に届けるという趣旨のイベントらしいけど。まあ、最近の日本らしいっちゃらしいか。