古代国家形成の舞台・飛鳥宮 (シリーズ「遺跡を学ぶ」102)

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  • 新泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787715326

作品紹介・あらすじ

七世紀に天皇の宮が継続して営まれた飛鳥。のどかな田園風景の下にはタイムカプセルのように、宮殿の遺構が保存されている。斉明朝から天武・持統朝の宮殿遺構の解明によって、天皇と群臣の関係をみなおし律令体制を確立しようとした姿をみる。

感想・レビュー・書評

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  • 現在田舎の飛鳥の地は当時と風景が大差ない分、遺構のカラー写真はよりリアルに見える。この時代は天皇(大王)ごとに宮が遷っており、順序や場所が混乱したりもするが、唐の影響を強く受ける後代と違って、それまではそういうカタチだったという日本王権の原風景を見るようで興味深かくもあった。

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著者プロフィール

1969年、名古屋市に生まれる。1994年、名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。現在、奈良県立橿原考古学研究所企画学芸部資料課資料係長 ※2021年3月現在
【主要編著書】『古代国家形成の舞台 飛鳥宮』(新泉社、2015年)、「東大寺境内の発掘調査」(『東大寺の新研究1 東大寺の美術と考古』法蔵館、2016年)、「飛鳥の宮々」(『古代史講義 宮都篇』筑摩書房、2020年)

「2021年 『東大寺の考古学 よみがえる天平の大伽藍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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