公務員試験　図解で学ぶ　政治学

著者 : 加藤秀治郎

• 実務教育出版 (2011年5月24日発売)

感想・レビュー・書評

[toyobookshelfさんの感想 · 2011年8月22日]

東洋大学法学部の加藤秀治郎教授が執筆した国家2種・地方上級試験に特化した短期学習用の政治入門書。

本書は、高度な国家1種でしか出題されない範囲は省略し、「国家2種・地方上級試験に出るところ」のみを集中的に学習できるように構成。実際に出題された公務員試験の問題の選択肢をアレンジした「出題パターン」も豊富に入っているので、各テーマで試験に出るポイントがどこなのかがひと目でわかります。また、政治学者の理論など特定の事項を調べたいときに拾い読みできるよう、索引も充実。図表の多用や、暗記用赤シートが付いているので、試験直前期の最終チェックにもおすすめです。

各章の終わりについている箸休め的なコラムは、受験勉強心得、出題者の思い違いによる困った出題、訳語の違いなど政治学の理解にも役立ち、一見の価値あり！

著者プロフィール

東洋大学名誉教授（専攻・政治学）、日本クラウゼヴィッツ学会会員
1949年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院法学研究科修了。京都産業大学専任講師、助教授、教授、東洋大学法学部教授を歴任。

「2022年 『『戦争論』クラウゼヴィッツ語録』 で使われていた紹介文から引用しています。」