これ、本番ですか。: 日本人初、宇宙を飛んだジャ-ナリスト秋山豊寛(TBS宇宙特派員)交信録
- ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ (1991年1月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789706339
感想・レビュー・書評
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日本初の宇宙飛行士は、TBSの社員だった秋山豊寛さん。1990年12月に旧ソ連のソユーズでバイコヌールを飛び立ち、宇宙ステーションミールで8日間、宇宙に滞在しました。期間中、スタジオと結んだ放送がたびたび行われ、その交信録をまとめたのがこの本です。
優等生的なJAXAの宇宙飛行士と違い、民間人の秋山さんは、ざっくばらんで、素人くさく、普通のおっさんが宇宙に行くとこうなるのかと親しみを覚えます。
日本人初の宇宙飛行が、民間企業の「出張」だったことは、記録されるべき宇宙開発史の一里塚です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう2年も前の話になるなんて信じられない!宇宙飛行士になるには30代になって訓練をはじめ30代中頃で飛ぶのが理想的という話は勇気づけられたね。私でもまだ遅くない。秋山さんたら48歳だって。そんな年齢でも宇宙に行けるか……嬉しいねぇ。ホームプラネットはこのために作られた歌だったのね。いいなぁ美里ちゃん。上空400kmでは肉眼では人間の営みが見えない。人間は大きさ的にちっぽけだと何回も彼は繰り返してた。地平線が丸いなーと思える程度しか離れてなくてもそんなものなのね。宇宙人はよっぽど近づかないと人間がいるとは分からない。帰還カプセルから出てきた飛行士は生まれたての赤ん坊みたいな体と表情をしてる。面白い。彼らは生まれてきたのかも、また新たに宇宙から。宇宙に出ると価値観が変わるからと政治家なんかをロケットに乗せてはいけないって。やるなら1人で「ちょっと反省してこい」って風にしないと哲学的な感動はないってさ。なるほどね。いーなー宇宙。どーしていいのかな?……'92