ザ・ゴッドファ-ザ-

  • ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789717748

作品紹介・あらすじ

公開30年を経てはじめて明かされるインサイド・ストーリー。日本初!『ゴッドファーザー』オフィシャル・ブック。今まで語られることのなかった『ゴッドファーザー』製作舞台裏のすべてを公開!フランシス・F・コッポラをはじめとするスタッフ、キャストへの独自のインタビュー記事。パラマウントの記録室に眠っていた膨大な資料をもとに明かされる製作秘話。125カットもの未公開プロダクション・フォト収録。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ映画の歴史に刻まれた名作「ゴッドファーザー」。この名作が生まれた舞台裏を描いたノンフィクション。
    自分は学生時代に深夜にテレビ放送された「ゴッドファーザー・サガ」(Part1とPart2をベースに劇場公開版でカットされたシーンなどを多数盛り込み、時系列順に再編集したもの)をみてゴッドファーザーの魅力に惹かれ、劇場版のビデオや、Part3の宣伝用に1と2がリバイバル上映されれば観に行き(2作品で6時間以上ある)、Part3が賛否あったのも知っているが、劇場で感動に震えてた。
    原作者であったマリオ・プーゾ、監督でプーゾと一緒に脚本も書いたフランシス・フォード・コッポラ、そして撮影監督、美術、特殊メイク、等々のスタッフ、映画の配給元であるパラマウント、それぞれの関係者や、マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェイムズ・カーン、ロバート・デュバル、アル・カザリ、ロバート・デニーロ等々の俳優人らがこの映画にどう関わり、どう作っていったのか?を追いかけている。
    長い間、一度読んでおきたいと思っていた本。読めてよかった。

  • 大好きな映画の製作過程のエピソードが知れて面白かった。
    知らなかったのが、ゴッドファーザーはメチャクチャ売れた小説の映画化だったから、世間の期待も膨れ上がって、それに応えるように会社も気合い入れて作った結果、売り上げも評価も最高の物が完成したっていう流れ。カッコ良すぎる。
    でも制作は色々と大変だった模様。

  • 映画史に残る傑作「ゴッドファーザー」シリーズの製作過程について書かれた本。非常に興味深い内容で当初想定していた俳優の名前なども知れてよかったです。ロバート・デュバルが演じたトム・ヘイゲンは「2001年宇宙の旅」キュア・デュリアが候補だったというのには驚きです。
     また、マーロン・ブランドのメイクの写真やアル・パチーノの休憩中の写真など貴重な写真も収録されていて、見ごたえのあるとても面白い本でした。

  • 私の「好きな映画ベスト10」に入る映画「ゴッド・ファーザー」の
    撮影秘話を集めたものである。神田・古本まつりで拾った1冊だ。
    尚、好きなのはパート2までである。パート3はいらぬ。

    映画「ゴッドファーザー」と言えば、つきものなのがニーノ・ロータの
    哀愁伴う音楽だ。テーマ曲が流れて来ただけで、いくつかのシーンを
    思い出すことが出来るが、この音楽の人選も当初はパラマウントには
    歓迎されなかった。

    マリオ・プーゾの原作はベストセラーであったものの、映画会社はギャング
    映画では収益は望めないと考える。予算は低く抑えられ、監督・キャストの
    人選も難航する。

    コッポラは多額の借金を抱え、ドン・コルレオーネを演じるマーロン・
    ブランドはトラブル・メーカー、ドンの後継者となるアル・パチーノは
    ほぼ無名。会社からも期待されずに始まった撮影は、公開後、これまでの
    ギャング映画のイメージを覆す作品に仕上がった。

    特殊メイク、年代物の小道具と町並みの際限、俳優たちの役作り。どれも
    パート2までは興味深い。リハーサル中の未公開スチールも収められている。

    しかし、3ともなると撮影現場もぐだぐだになっている。それがそのまま、
    作品の仕上がりとして反映されているのだろう。

    あぁ…猛烈に「ゴッドファーザー」が観たくなった。衝撃的なシーンは
    いくつもあるが、私は家族や仲間としてのファミリーの様子が分かる
    シーンが好きだ。

    ママ・コルレオーネを中心に女性たちがキッチンで働いている場面、
    結婚式の行われている庭の片隅でドンへのお祝いの言葉を練習する
    殺し屋ルカ・ブラージ、ファミリーの隠れ家でスパゲティ・ソースを
    作るクレメンツァ。そして、ドンの誕生日に家族揃ってドンの帰りを
    待つシーン。

    劇場用とは別に、2つの作品を年代別に編集し直したテレビ版「ゴッド
    ファーザー・サガ」もよかった。DVDで出てれば買おうかな。

  • 1947年、NYを牛耳るマフィアのドン、ビト・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の屋敷に、彼に忠誠を誓い、硬い絆で結ばれた“ファミリー”が、血族と共に顔を揃え、末娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式が盛大に催される。その頃、麻薬ビジネスの拡充を目論むタッタリア・ファミリーは、政界に強力なコネを持つコルレオーネ・ファミリーを利用し、あわよくば、出し抜こうと暗躍していた。そんな矢先、ビトが襲撃されて重傷を負い、父を危機一髪の状況から救い出した三男マイケル(アル・パチーノ)が、後継者として頭角を現す。

  • 映画制作の舞台裏が書いてあるんだけどかなり面白い!part1が出来あがったのはホント奇跡に近い。制作にかかわった人全てにありがとう!と言って抱きしめたいくらいだ。

  • 1972年(昭和47年)
    第45回アカデミー賞/ ゴッドファーザー(PART 1 )/
    ★作品賞★主演男優賞マーロン・ブランド(※受賞拒否)★脚本賞(脚色):マリオ・ブーズォ、フランシスコ・フォード・コッポラ / 出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、リチャード・カステラーノ、ロバート・デュバル、スターリング・ヘイドン、ジョン・マーレイ、リチャード・コンテ、ダイアン・キートン / 原作:マリオ・プーゾ / 脚本:フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ / 製作:アルバート・S・ラディ / 監督:フランシス・フォード・コッポラ /※この本は三部作の舞台裏。今だから明かせるような事実をインタビューを交えながら紹介しています。/ ※マーロン・ブランドは今回、主演男優賞を拒否しました。理由はテレビ放映や劇場再公開のインディアンの取り扱い方が不当。またウンデッドニーの事件に講義すると言う理由で辞退しました。(確実な文章が手元にないのでご了承ください。)1954年の「波止場」では主演男優賞を受けているので、この問題がよっぽど我慢ならなかったんでしょう。こうして1970年のジョージ・C・スコット(パットン大戦車軍団)以来の受賞拒否劇となりました。

  • やっぱ観ておかないと!

  • ゴッドファーザーの製作に関して、関係者の証言などを交えながら当時の状況を事細かに描いております。当時のコーザ・ノストラからの圧力などについて。
    ある程度この作品に詳しい方なら知っていることが多いでしょうが資料としての価値はあるかと。

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