- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789920896
感想・レビュー・書評
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常歩(なみあし)誕生までの試行錯誤が綴られている。木寺のホームページを見た小田伸午〈おだ・しんご〉がメールを送った。続いて小田と交友のあった小山田良治〈おやまだ・りょうじ〉からも木寺宛てにメールが寄せられた。試行錯誤を続けていた三人が寄り集まった時、文殊の如き知恵が生まれた。どこか桃園の誓いを思わせるエピソードである。
https://sessendo.blogspot.com/2021/07/blog-post_84.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身体
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いわゆるなんば歩きというものはいかなるものか?
というのを学術的な観点から書いている。
おそらく武道経験者でないと理解するのは難しいと思うけど。自分の中で納得した解釈を。
・なんば歩きとは、肩が接地している足側に出ている状態。確かに捻じる動作がない分、楽。
動きとしては丹田が前に引っ張られている感覚を持つとできる。この動きのいいことは、差し込みで入ったときに自然と後ろ足がついてくること。
・いわゆるすり足の感覚は、爪先より接地し、踵が接地する。動くときは踵に接圧し、ふっと動くかんじ。すり足をやると確かにこれになる。
柔術系の動きをやると確かになんばの動きになるなあと思った。 -
ナンバ歩き、と聞くと、「左右の半身を繰り返す歩き方」または「手と足を一緒に前に出す歩き方」というイメェジを頭に浮かぶのはないだろうか。そして、実際にやってみると「動き難くて大変だな」と思ったのではないだろうか。
しかしそれは、誤って伝わった歩き方だった!
剣道の研究家が運動科学の専門家らと共に、正しいナンバ歩き、「常歩」の実態解明を試みた、武道、スポーツ、ジョギングをする人のみならず、老いても健康な足でいたい人に読んでほしい、歩行術の本。
著者自身、書籍のみ、つまり「文章のみで伝えることは非常に難しい作業」と作中で語っている通り、これを読むだけではぴんと来ない人が多いと思います。だから、併せて指定のHPに掲載されている画像・動画等も閲覧するのがいいと思います。
私自身の場合、慣れない内は余計疲労を感じたり膝が痛くなったりしましたが、続けていますと徒歩での移動に疲労をほとんど感じないようになりました。特に坂の上り下りが、楽になりました。
徒歩での移動にしんどさを感じていたら、こちらの歩き方を参考にしてみてはいかがでしょうか。 -
登録日:1/25
先生寄贈