- Amazon.co.jp ・本 (29ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790250708
作品紹介・あらすじ
このこ、たまごにいちゃんといいます。ほんとうはもうたまごからでていないといけないんです。でもでたくないんです。たまごにいちゃんは、ずーっとたまごでいたいとおもっていました。
感想・レビュー・書評
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内容はもちろん楽しみましたが
それ以上に表紙をめくったところにあった
作者さんのコメントにじんわり☆詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3歳5ヶ月息子
たまごが割れるところが面白いらしい。
息子は毎回笑っている。 -
「成長」がキーワードの、あきやまただしさんの作品。
挿絵も可愛らしく、色彩も程よくて目が疲れない。
なかなか親離れが出来ない「たまごにいちゃん」ではあるけれど、
面白いのは、親もきょうだいも、なんとなくそれを認めていること。
決してせかすことなく、受け入れている。
このあたりは人間よりも賢さを感じるが、他の皆さんはどうだろう。
偶発的な事故によって卵にひびが入り、たまごにいちゃんはたまごを
捨てざるを得なくなったけれど、その後もそれをちゃんと認めている。
なかなか出来た家族である。
これを読むと、年長児はくすぐったそうな顔をする。
それをちらちら見て笑う楽しみも、こちらにはあるのだ。
サブとして季節を問わず大活躍しそうな一冊。6分半。 -
人気のシリーズ。へんしん~シリーズはだいぶ制覇してきたので同じ作者の別シリーズを。わりと気に入っているみたい。「たまごにいちゃん、よむ」というのでこれから少しずつ読んでいきたいと思う。
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殻を割って成長する、かわいくてクスッと笑える絵本。
ついつい惹かれてしまう、たまごにいちゃんと言う名前とタイトルも良いです。 -
2013.5.11おおづ図書館おはなし会にて。
以前も面白がってたが、今回も。
「コロコロコロ…くしゃっ。」
「いまなんか いやなおとがした…」
場面がツボだったらしく、うちでも思い出して1人で言ってた。 -
本当は、卵から出ていないと
いけないのだけれど…。
卵から出たくないので
卵の殻をつけたまま
大きくなってきました。
その名を
「たまごにいちゃん」
弟たちの方が
おおきく(ひよこ)なってきました。
それでも、
たまごにいちゃんは
全然へいきです。
たまごのまんまのほうが
いいんです。
いつでも、お母さんに
あっためてもらえるし
周りの人たちにも
おおめに見てもらえるし…。
でも、ある日。
たまごにいちゃんは
石にぶつかってしまいました。
くしゃっ
って音がしたんです。
思った通り…。
卵の殻は
ぱらぱらりん。
さて、たまごちゃんは…。
今年は酉年。
たまごにいちゃんも
ますますブレイクしそうですね。
大きくなりたいけれど
まだまだ、甘えていたい。
ちびっ子たちなりの
心の葛藤が
そのまんま
たまごにいちゃんが
表現している感じです。 -
卵好きな、子どもが大喜び。何度も読みました。たまごから出たくない兄がかわいく、読んでいて大人も楽しい本。
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たまごにいちゃんは、ついこないだまでトイレでおしっこが出せなかった3歳8ヶ月の息子みたい。
たったこれだけのことにこだわって、とあるきっかけを機に殻を破ってみたら、もうすっかりお兄さん。
親としては喜びと同時に寂しさもある。
このお母さんは「かっこいいね」と余計なことを言わずたまごにいちゃんを受け入れていた。ついつい一言二言多く言ってしまう私は見習わなくては。