幕末の武家 体験談聞書集成

  • 青蛙房 (2007年11月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784790508724

感想・レビュー・書評

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  • 憑神のヒントとなった本と聞いて読んでみた。とても面白かった。

    前半はどこかの藩のお殿様の口述や幕府役人の口述など本人の話なので凄く面白く読めた。特に殿様(大名)のお風呂に入るときは小者と直接話してはいけないから「寒いなあ・・・」とか「熱いなあ」って独り言言わなきゃいけなかったとか、ご飯に鼠の糞が混じっていて、隠し切れず、でも誰かが責任を取って切腹しないように苦心する話とか。

    なかなか小説や時代劇では分からない当時の武家の生活を具体例を挙げて解説していて分かりやすかった。

  • 幕末の武家の方々の体験談や見聞きした実状を記録した本です。口語文が多し。
    澤太郎左衛門「幕府軍艦開陽丸の終始」が載っている。

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著者プロフィール

1897年、東京生まれ。ホトトギス社で句集の編集に携わり、俳人・寒川鼠骨に師事した。江戸学の祖・三田村鳶魚にまつわる編集作業でも知られ、『子規全集』全15巻、『三田村鳶魚・江戸ばなし集成』全20巻などに携わる。怪異・妖怪にも深い関心を持っていた。著書に『古句を観る』『評伝 正岡子規』(岩波文庫)、『柴田宵曲文集』全8巻(小沢書店)、『明治の話題』『明治風物誌』(ちくま学芸文庫)、編書に『奇談異聞辞典』(ちくま学芸文庫)、『幕末武家の回想録』(角川ソフィア文庫)など。1966年没。

「2022年 『完本 妖異博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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