メディア・情報・消費社会 (社会学ベーシックス6)

制作 : 井上 俊  伊藤 公雄 
  • 世界思想社
4.14
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784790714439

作品紹介・あらすじ

記号化する世界、主体と欲望の変容。

感想・レビュー・書評

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  •  文献案内として書かれた社会学ベーシックスの第六巻。ガルブレイス・ヴェブレン・見田宗助の項が目的でこの本を読んだ。
     全ページに目を通したわけではないが、やはり餅は餅屋というか、文献の今日的意義を解説するあたりなど特に興味深かった。

    (蛇足)原典を読むことについて、この記事で重要な指摘があった。

     “一般に原典を読み返すというのはとても良いことですが、研究というのはその後進展するので、それを踏まえないで、原典だけ読むというのはアウトなのです。”
    『内部労働市場』--「社会政策・労働問題研究の歴史分析・メモ帳」
    http://ryojikaneko.blog78.fc2.com/blog-entry-305.html


    紹介:記号化する世界 ――主体と欲望の変容
    マクルーハン『グーテンベルグの銀河系』から見田宗介『現代社会の理論』まで、近代から現代に至る社会の変貌を鮮やかに描き出す23の名著解題


    【簡易目次】
    はじめに(2008年7月 編者) [i-ii]
    目次 [iii-v]

    ●メディアと社会
    1 メディアはメッセージ  マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』『メディア論』(浜 日出夫) 
    2 声から文字へ  オング『声の文化と文字の文化』(奥野卓司) 
    3 情報様式  ポスター『情報様式論』(小倉敏彦)
    4 メディア・イベント  ダヤーン/カッツ『メディア・イベント』(古川岳志) 
    5 ケータイ文化の登場  カッツ/オークス『絶え間なき交信の時代』(富田英典) 

    ●世論
    6 公衆の登場  タルド『世論と群集』(池田祥英) 
    7 ステレオタイプ  リップマン『世論』(佐藤卓己) 
    8 世論形成の力学  ノエル=ノイマン『沈黙の螺旋理論』(宮武実知子)  
    9 アジェンダセッティング(議題設定)  ウィーバー他『マスコミが世論を決める』(竹下俊郎) 

    ●情報の流れと影響
    10 パニック研究  キャントリル『火星からの侵入』(森 康俊)
    11 コミュニケーションの2段の流れ  カッツ/ラザースフェルド『パーソナル・インフルエンス』(鍵本 優) 
    12 うわさの背景  モラン『オルレアンのうわさ』(杉山光信) 
    13 報道の限界  タックマン『ニュース社会学』(丹羽美之) 
    14 広告の魔術  ウィリアムスン『広告の記号論』(谷本奈穂) 
    15 エンコーディング/デコーディング  ホール「Encoding/Decoding」(門部昌志) 

    ●消費社会
    16 誇示的消費  ヴェブレン『有閑階級の理論』(井上 俊) 
    17 ゆたかな社会  ガルブレイス『ゆたかな社会』(常見耕平) 
    18 疑似イベント  ブーアスティン『幻影(イメジ)の時代』(加藤晴明) 
    19 スペクタクルの支配  ドゥボール『スペクタクルの社会』(亘 明志) 
    20 記号の消費  ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(宇城輝人) 
    21 現代の社会変容 内田隆三『消費社会と権力』(貞包英之) 
    22 ライフスタイルの変容  フェザーストン『消費文化とポストモダニズム』(西山哲郎) 
    23 消費社会を超えて  見田宗介『現代社会の理論』(秋元健太郎) 

    人名索引 [-]
    事項索引 [-]
    執筆者紹介 []

  • 社会学などの名著として知られる本の解説がなされています。
    著者名と概要しか紹介されることはよくありますが、この本ではさらに、その名著の意義などなどもつっこんで書かれていて、しかもそれなりに分かりやすい本だと感じました。

    本書の中で、その内容はもちろん、人柄を知ることで興味を持つ本が見つかるかもしれません。ヴェブレンは結構むちゃくちゃやった人だったとか。

    原典の本には「小難しそうだなあ」と思うものも多いかと思いますが、この本は、知識面でも関心面でも、うまく原典に誘ってくれている本だと思います。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:361.08//Sh12//6

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