国境を越えるアジアの家事労働者ー女性たちの生活戦略 (世界思想ゼミナール)
- 世界思想社 (2011年12月13日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790715511
作品紹介・あらすじ
悩みながらも、したたかに、軽やかに、彼女たちは国境を越え働きに出て行く。国家・エージェシー・雇用者の収奪と抑圧に抗して-シンガポールで働くインドネシア・フィリピン女性を中心に、人生を切り開くために奮闘を続ける家事労働者たちの姿を、10年にわたる調査から鮮やかに描き出す。
感想・レビュー・書評
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家事労働者と家族の関係性をシンガポールの事例から論じている。家事労働者のコミュニティ内で雇用主の秘密が共有されることを雇用主が恐れるといった現象が印象に残った。家の中という私的空間で働くことによる権力関係の特殊性を示しているように思う。
家事労働者の労働の実態を知るには良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家事労働者たちは、表層演技だけではなく、自分の感情をも欺く深層演技をする。
深層演技…すごくわかる。こうでもしないとやっていけないのよね。
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