現代思想 2022年5月号 特集=インターセクショナリティ ―複雑な〈生〉の現実をとらえる思想―

著者 : 下地ローレンス吉孝 石原真衣 熊本理抄 森山至貴 山内明美

• 青土社 (2022年4月27日発売)

感想・レビュー・書評

[e.R.i.51さんの感想 · 2022年9月14日]

沖縄と”ハーフ”、アイヌ、神学、部落差別、障害者などなど。複合差別から交差性へと移り変わった流れと新しい点を見つけるという作業の片鱗を覗かせてもらった。とにかく隅から隅まで神経を刺激された。私はここに辿り着けるかしら。
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自分の研究したいことに一番近い本をようやく見つけたなと思った。
インターセクショナリーと複合差別は明確に区別されていたこと。
新しい点を浮き彫りにする作業の気の遠くなるような作業。
さまざまな交差点の中から自分の求める点につついてはそこそこ目星がついたものの、まだまだ学ぶばかりで自分のテーマを見つけるには至らず。

[大日方信春さんの感想 · 2022年5月16日]

【特集】インターセクショナリティ ー 複雑な〈生〉の現実をとらえる思想

著者プロフィール

1987年生まれ。現在はハワイ大学客員研究員。著書に『「混血」と「日本人」 ―ハーフ・ダブル・ミックスの社会史』（青土社）、『「ハーフ」ってなんだろう？　あなたと考えたいイメージと現実』（平凡社）。監訳に『インターセクショナリティ』（人文書院）。

「2022年 『AIと白人至上主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」