現代建築・アウシュヴィッツ以後

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  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791759552

作品紹介・あらすじ

アウシュヴィッツ以後の現代建築ですら払拭しえない、空間の効率化と合理性という、死の工場に通底する思想と発想-。ナチス的欲望とは、建築のみならずわれらの文化に隈なく遍在する現象なのか。現代建築の核心に鋭利に迫り、新世紀の文化の究極を追求する。

感想・レビュー・書評

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  •  建築が効率主義、機械主義、流れ作業重視であるならばその典型はアウシュヴィッツ、と語るこの本は機械主義・工場的建築とは異なる現代建築を克明に読み取った優れた解説書。多くの著名な建築家が登場するが、この書は単なる解説だけでは終わっていない。ヨーロッパ文化の基盤となる人間の持つ「記憶」、このキーワードの意味をきちっと読み取らないと、我々はどこまでいってもヨーロッパの建築は理解できない。

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著者プロフィール

1959年生まれ。建築評論家。多摩美術大学教授。

「2013年 『破局論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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