プリンストン高等研究所物語

  • 青土社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791761586

作品紹介・あらすじ

アインシュタイン、ゲーデル、オッペンハイマー…超一流の知性だけが招聘される研究者の理想郷プリンストン高等研究所。その静かな学究的雰囲気が、フォン・ノイマンによるコンピュータ開発の画期的プロジェクトをめぐって沸騰する。未知なる観念と構想に関わる激論によって浮上する、科学者の社会的責任、そして知識の限界という究極の認識が意味するものとは-。

感想・レビュー・書評

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  • 2023.11.15 品川読書会で紹介を受ける。

  • ふむ

  • 1-1 科学論・科学史

  • アインシュタインやゲーデルらの時代を描いた小説。物語としては、ノイマンのコンピュータ開発に向けたプロジェクトの話だが、ゲーデルの定理に関する「真実はつねに証明よりも大きい」というのはいい表現。

    ■「しかし、自尊心や序列での地位を除いて、アカデミックな世界において何かほかに勝ち取るものがあるのかね?」

  • 2007夏 第三集会所

  • 一風変わった本であります。どこがといわれるとネタバレになりそうなのであまりいえないのですが、とにかく読んで損はない。としかいえません。これは何なのか。

  • アインシュタイン、ゲーデル、オッペンハイマー、ノイマン・・・近代を代表する数学・物理学者が一堂に会した高等研究所での計算機製造をめぐる物語り。

  • ノイマン、アインシュタイン、ゲーデルらの天才が集ったプリンストン研究所の話。面白かったけど事実を元にしたフィクションなのでこれで得た知識で知ったかするとホントに知ってる人にバカにされそう。

  • <読了>
    原題は「THE ONE TRUE PLATONIC HEAVEN:A Scientific Fiction of the Limits of Knowledge」。第二次世界大戦後のプリンストン高等研究所(Institute for Advanced Study:IAS)を舞台にした科学小説。天才フォン・ノイマンのIASでのコンピュータ開発の野望を主軸にゲーデル、アインシュタイン、オッペンハイマー、ストラウスらの人間模様が描かれている。知識の限界を巡る議論としてはアインシュタインの特殊相対性理論、ハイゼンベルクの不確定性原理、グーデルの不完全性定理が対象とされているので、本当に理解するにはそれ相応の数学と物理学の知識が必要であるが、本書のあとがきにもあるように“最初はすべてを理解しようとしないで、小説を読むように読み進めてください”。本書は“小説”なのですから。

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