世界でもっとも美しい10の数学パズル

  • 青土社
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本棚登録 : 88
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762552

作品紹介・あらすじ

難しそうな印象とは裏腹に、素数からトポロジーまで驚くほどスマートで深遠な数学の世界。狼とヤギの川渡り、ハノイの塔、地図の4色問題、魔方陣など、誰をもうならせる世界の10大パズル。その挑戦によって導かれる目眩く数の万華鏡。美しい数学入門。

感想・レビュー・書評

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  • 皆さんは数学パズルに夢中になったことがおありでしょうか。私は小学生・中学生のころそのような本が好きで読み漁った経験がありましたが、その中の一冊を再び見つけました。この本は論理パズルやパラドックス、魔法陣や迷路など、様々な美しくも不思議な数学パズルを紹介していて、目を輝かせた童心のころに帰れるようで懐かしいです。難しい事前知識は不要なので、数学パズルを楽しんだ経験がある人も、初めて触れるという人もすこし覗いてみてはいかがでしょうか。
    (応用化学系 B3)

  • わが子が小学生ぐらいのころに数学の導入として読ませたい。
    著者によると「読者の設定は足し算、引き算、掛け算、割り算に加え方程式の性質を知っているもの」らしい。
    本で出題される問題を解くために必要な数学的知識は私の個人的な意見だと、中学1年生レベルの数学の解法で解ける。
    しかし、この本は読者に問題を作らせる。これは平均的な中学生には到底できないと想像する。著者が求める「数学的思考」ができていないと作ることが難しいのではないかと思った。

    これは、「この曲は何か?」と聞かれたら答えられるが、「これと同じような曲を作れ」といわれたら作れないほど、質問に答えることと、質問を作ることの差があると私は感じた。
    さらに、深い理解がなくても、
    問題が解けてしまうところに、教科書数学の問題があるのではないかとも思った。

    私は小1か2年のころ、教師に「1-3は何?」と聞かれた。さらに引き算は2つの数字の差だといわれた。なので「2」と答えたが、教師は「この計算はできない。大きなものからしか引けない」といった。
    おそらく教師は-(マイナス)の概念が小2の範囲ではないから、このようなうそを教えたのだろう。たったそれだけのことなのだが、自分の数学的感覚を育てるにあたり、悪影響だったと未だに覚えている。「理由もなく漠然と『できない』」なんていうものが存在してはいけなかった。「できるかどうか、数学的に考える」のが数学だと自分の子供には理解してもらいたい。
    当然そんなことを小学校の義務教育で求めてはいけないし、小学校低学年でそんなことが理解できるかどうかは、本人の資質によるところが多い。

    数学は、人の思考を数字で表そうという試みだと思う。

  • 途中までしか読んでいませんが;

    思っていたよりもわかりやすいです。高校数学くらいだと思います、たぶん。
    これってそうなのか、という発見もあったり。
    楽しく読めました

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