中世の秘蹟: 科学・女性・都市の興隆

  • 青土社
3.25
  • (1)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791763726

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ中世は「暗黒」ではなかった。科学と人文精神を生み出した沸き立つ坩堝だった。いまだ異質のままだったユダヤ・キリスト教精神とグレコ・ローマン精神とが、その坩堝の中で混ぜ合わされ、新しい知と、女性への畏敬、そして美の感性が登場する-。都市と人物をたどり、歴史の「秘蹟」を描き出す、斬新・秀逸な中世論。いにしえの中世都市を巡り、偉人たちの活躍や思想をのぞき見る、万華鏡のような都市巡礼物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者自身も書いていますが、古代から中世にかけてのキリスト教の姿を、その時代の代表的な人物、考え方などを取り上げて縫い上げたパッチワークのような作品です。宗教というものに関しての著者の考え方が色濃く出ていますので、賛否両論あるとはあります。現代のキリスト教という大きな組織の腐敗を告発し、イスラム教との関係を考察しているこの本を読んで私は満足です。

全1件中 1 - 1件を表示

トマス・ケイヒルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×