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- Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
- / ISBN・EAN: 9784791763726
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパ中世は「暗黒」ではなかった。科学と人文精神を生み出した沸き立つ坩堝だった。いまだ異質のままだったユダヤ・キリスト教精神とグレコ・ローマン精神とが、その坩堝の中で混ぜ合わされ、新しい知と、女性への畏敬、そして美の感性が登場する-。都市と人物をたどり、歴史の「秘蹟」を描き出す、斬新・秀逸な中世論。いにしえの中世都市を巡り、偉人たちの活躍や思想をのぞき見る、万華鏡のような都市巡礼物語。
感想・レビュー・書評
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著者自身も書いていますが、古代から中世にかけてのキリスト教の姿を、その時代の代表的な人物、考え方などを取り上げて縫い上げたパッチワークのような作品です。宗教というものに関しての著者の考え方が色濃く出ていますので、賛否両論あるとはあります。現代のキリスト教という大きな組織の腐敗を告発し、イスラム教との関係を考察しているこの本を読んで私は満足です。
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